光回線がつながらない原因3選!
7つの対処法と接続を安定させるポイントを紹介

光回線のインターネットは、高速で安定した通信が特徴です。しかし、何らかの影響でインターネットにつながらなくなるといった不具合を引き起こす場合があります。そこで今回の記事では、光回線がつながらない原因や不具合が起こった際の対処法について解説します。

光回線のインターネット接続を安定させるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

光回線がつながる仕組みを解説

光回線がつながる仕組みを解説

光回線とは「光ファイバー」と呼ばれる伝送路を利用して、データの送受信を行うインターネット回線です。光ファイバーはほかの電波の影響を受けにくいため、高速で安定した通信が行えるのが特徴です。光ファイバーケーブル内では「光信号」として伝送されますが、パソコンやスマートフォンなどの端末は光信号を読み取れません。

そこで必要になるネットワーク機器が「ONU(光回線終端装置)」です。ONUとは、デジタル信号と光信号を相互変換する装置です。光ファイバーを通ってきた「光信号」は、室内の光コンセントからONUに送られ「デジタル信号」に変換されます。デジタル信号に変換されたデータは、LANケーブルでつながるルーターや端末に送られる仕組みです。
ONUによって光信号とデジタル信号が相互変換されることで、光回線を使った通信が可能になります。

光回線がつながらない3つの原因

光回線がつながらない3つの原因

光回線がつながらない原因には、以下の3つがあります。

光回線がつながらない時は、何より原因を把握する必要があります。まずは、光回線がつながらなくなる原因について詳しく見ていきましょう。

端末の問題

パソコンやタブレットなど、接続する端末に問題があってインターネットにつながらないケースがあります。端末に問題がある場合は、以下のような原因が考えられます。

オフィスやご家庭内全体ではなく特定の端末だけ接続できない場合は、パソコンやタブレットなどデバイス側に問題がある可能性が高いです。設定に不備がないかや、OSなどに不具合が起こっていないかを確認してみましょう。

ネットワーク機器の問題

ONUやルーターなど、ネットワーク機器に何らかの異常が起こってインターネットにつながらないことがあります。ルーターは複数の端末をインターネットやネットワークに接続するための機器で、ONUは光信号とデジタル信号の相互変換装置です。

ネットワーク機器自体に不具合が起こっている場合や、装置をつなぐLANケーブルの接続不良または断線などによりインターネットにつながらないことがあります。ONUやルーターは、ランプの色・点灯状況などで機器の状態を判断できます。LANケーブルが正しく挿入されているか、ランプが正常な状態であるかをチェックしてみましょう。

回線自体の問題

光回線自体に問題が起こり、インターネット接続ができないケースがあります。光回線のインターネットを利用するためには、回線事業者だけでなくプロバイダとの契約が必要です。インターネットに接続する役目を持っているプロバイダに、通信障害が発生すると光回線につながりません。公式ホームページやSNSなどをチェックし、通信障害などの情報が掲載されていないか確認してみましょう。

光回線がつながらない時の対処法7選

光回線がつながらない時の対処法7選

光回線がつながらない時の対処法には、以下の7つがあります。

各対処法のポイントを解説しますので、光回線がつながらない時は試してください。

端末やネットワーク機器を再起動する

端末やネットワーク機器を再起動することで、機器がリセットされて通信できる場合があります。まずは、パソコンやタブレットなど端末の再起動を試してみましょう。ルーターやONUには、接続状態を確認できるランプが付いています。一般的にどちらの機器も、緑のランプが点灯している時が正常な状態です。

ネットワーク機器は接続状況を確認し、問題がなければ各装置の再起動を行います。再起動を行う際、電源のオン・オフの順番を間違えると不具合や故障の原因になるので注意が必要です。ルーターとONUの両機器を再起動する際の手順は、以下のとおりです。

  1. 「ルーター」→「ONU」の順でコンセントを抜く
  2. 30秒以上時間を置く
  3. 「ONU」→「ルーター」の順でコンセントを挿す
  4. 5分ほど時間を置き、接続テストを行う

電源プラグを抜く順番は厳守し、放置時間は十分に取りましょう。

別の端末を接続する

1台だけつながらない場合の多くは、端末の不具合やLANケーブルの接続状態に問題がある可能性が高いです。オフィスやご家庭内で自分だけが接続できない場合は、別の端末をつなげてみましょう。別の端末で接続が確認できたら、使用していた端末に問題があることが分かります。

使用していたパソコンのネットワーク設定をチェック後、再度端末を接続し直します。光回線やネットワーク機器の異常の可能性は低いので、パソコン本体またはLANケーブルの接続状態を入念にチェックしましょう。

情報セキュリティ対策ソフトを一時的に調整する

情報セキュリティ対策ソフトは、ネットワークを監視して不正アクセスを防止する機能が付いています。
情報セキュリティの効果を高めるあまり、保護しすぎてインターネットに接続できない場合があります。
情報セキュリティソフトをインストールしている場合は、セキュリティレベルを調整してみましょう。

ルーターやLANケーブルを交換する

ルーターの接続状況を確認し、再起動を行っても通信が再開しない場合は機器の故障が考えられます。ONUは一般的に回線事業者からのレンタル品なので、故障が考えられる場合は契約先に連絡しましょう。

一方でルーターについては、レンタルと購入が考えられます。レンタルの場合はレンタル先の会社に問い合わせし、自前で購入していた場合は、買い替えが必要になります。またLANケーブルも長期間使用していると断線などを起こすことがあるため、状態をチェックして破損箇所があれば交換しましょう。

通信障害やメンテナンス情報をチェックする

光回線側に問題が発生し、インターネット接続ができないケースがあります。自然災害や設備のトラブルにより、通信障害が起こると光回線に接続できません。また、設備のメンテナンス中も光回線に接続できなくなります。メンテナンスについては事前に公式サイトなどで知らされるので、予定日や時間帯などをチェックしておくと良いでしょう。

通信環境を見直す

通信環境の悪さにより、光回線につながりにくい場合があります。例えばインターネットを利用する人数と契約しているプランが合っていないと、回線が混雑してつながりにくくなります。頻繁に光回線につながらない状態が起こる場合は、契約プランの見直しが必要です。また、回線だけではなく、ネットワーク機器やプロバイダのプランがボトルネックになっている場合もあるので、ご利用環境にあったネットワーク機器やプロバイダのプランにしていただく見直しも必要でしょう。

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また無線LANでネットワークを構築している場合、家電製品などの周波数に影響され接続が不安定になる場合があります。オフィスやご家庭内のレイアウトや機器の配置など、ネットワーク接続環境を1度見直してみると良いでしょう。

料金の支払い状況を確認する

料金が未納の場合、一時的に光回線に接続できなくなります。ONUの認証ランプが消灯している時は、料金未納の可能性が高いです。引き落としや払い込みができているかを確認し、未納の場合は早急に支払いを完了させましょう。

支払いを済ませたら、ネットワーク機器の認証ランプが正常に戻るまで待ちます。一般的には支払い完了後30分〜数時間程度で復旧しますが、念のため契約会社に連絡を入れておくと良いでしょう。時期やタイミングによっては、復旧までに数日かかる場合があります。また滞納状態が続くと、強制解約や違約金の支払いを命じられるケースもあるため気を付けましょう。

光回線のインターネット接続を安定させるためのポイント

光回線のインターネット接続を安定させるためのポイント

光回線の特徴は、高速で安定した通信が行えることです。しかしインターネットへの接続が不安定だと、思うように作業ができずストレスを感じます。インターネットへの接続が不安定になるのは原因があるので、ポイントを押さえて快適な環境を作ることが大切です。ここでは2つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ネットワーク機器の設置場所に注意する

インターネット接続を安定させるためには、ネットワーク機器の設置場所やオフィスやご家庭内のレイアウトが重要です。特に無線LANの場合、オフィスやご家庭内で電波干渉が起こると通信が不安定になります。そのため、ルーターなどネットワーク機器の設置場所に注意しましょう。電子レンジなど電化製品を同フロア内に置いている場合は、離れた場所に設置すると良いです。

有線LANの場合は、ケーブルの配線にも注意しましょう。ケーブルの流れを整えて挿し込み口などに負担がかからないようにすることで、接続不良を防止できます。
またLANケーブルを通す場所は、人が通らないデスクや棚の裏が理想的です。やむを得ず人が通る場所にLANケーブルを這わせなければならない時は、耐久性の高いカバーで保護して断線リスクを回避しましょう。
有線LANでネットワークを構築する際は、配線を含めてオフィスやご家庭内のレイアウトを決定することが大切です。

メンテナンスを強化する

端末やネットワーク機器の不具合は、いつ起こるか分かりません。定期的なメンテナンスを行い、機器の整備を行っておくと良いでしょう。
しかしオフィスやご家庭内にパソコンやネットワーク機器に詳しい方がいない場合、どのようなメンテナンスが必要か分からないという場合もあるでしょう。

NTT東日本が提供する「フレッツ光」では、パソコンやネットワーク機器の設定から運用後のサポートまで充実したサービスを提供しています。機器の不具合やネットワーク設定の不備など、通信環境におけるトラブルにも迅速な対応が可能です。光回線のインターネット接続でお困りの方は、お気軽に「NTT東日本」にご相談ください。

まとめ

まとめ

端末設定の不備やネットワーク機器の不具合など、さまざまな原因で光回線がつながらないことがあります。インターネットに接続できない時は、原因に合った適切な対処法を実施することが大切です。また使用する人数やオフィスやご家庭内の環境によって、最適な契約プランは異なります。規模や形態に合ったプランを選び、快適なインターネット接続環境を構築しましょう。

NTT東日本の「フレッツ光」は、東日本エリア全域を広くカバーしている光回線のインターネットサービスです。高品質で安定性の高さと通信速度の速さが特徴です。また、IPv6に対応しているため通信の切り替えにより混雑を回避できます。光回線のつながりづらさでお困りの方は、お気軽に「NTT東日本」にご相談ください。

複数のサービスをご契約のお客さまにおかれましては、お手元で計算された額と実際の請求額が異なる場合がございます。

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