今お使いのインターネットの回線速度を確認
インターネットの回線速度は、サービスによって最大通信速度が決まっています。
そもそも今必要としている通信速度に対応している回線か、確認してみましょう。
例えばNTT東日本のフレッツ光では、最大概ね10Gbps※1の通信速度の「フレッツ 光クロス」も提供中です。
詳しくは「フレッツ光 プラン一覧」からご確認ください。
回線速度をテストする方法
今お使いのサービスの最大通信速度※2と比べてインターネットが遅いと感じたら、インターネット回線の通信速度を調べるサイトを利用して、実際の通信速度を測ってみましょう。
Googleで「スピードテスト」と検索すると「インターネット速度テスト」という欄が表示されます。「速度テストを実行」というボタンをタップまたはクリックすると、測定がスタートし、数値が表示されます。クリックするだけで測定でき、また速度が速いかどうかも教えてくれるため、インターネット初心者でもわかりやすいのが特徴です。
用途別にみる回線速度の目安
そもそも、普段の生活で必要な通信速度はどの程度なのでしょうか。
利用シーンごとの目安を紹介します。
動画の閲覧 理想は25Mbps以上
動画の閲覧の場合は下り25Mbps以上出ていれば4Kなどの高画質動画もストレスなく視聴できるでしょう。動画は解像度によって推奨される回線速度が異なりますが、標準的な解像度で視聴する場合も3Mbps程度はほしいところです。
Web会議や動画配信 理想は15Mbps以上
Web会議や動画配信を行う場合は、最低限上り・下りともに3Mbps以上必要です。ただし、動画の閲覧と同様に、画質によって推奨される速度は異なります。多人数で会議を行う場合や、標準以上の画質で利用したい場合には15Mbps以上の回線速度を安定して保てる環境が必要になります。
オンラインゲーム 理想の回線速度は100Mbps以上
近年のオンラインゲームは高画質のため、送受信するデータ量が多くなりがちです。ストレスなくプレイするための最低ラインは上り・下りともに30Mbpsが目安になります。FPSやアクションゲームのような動きの激しいゲームの場合は100Mbps以上必要になる場合もあります。
途中で固まるなどのトラブルを回避するには、回線速度はもちろん、安定したネットワーク環境が必要です。
最大通信速度が最大概ね10Gbps※4の「フレッツ 光クロス」なら、Web会議や動画配信、オンラインゲームでも快適にご利用いただけます。
メールやチャットのやり取り 理想の回線速度は1Mbps以上
メールやチャットなどのやり取りの際は、画像や動画などの添付がないテキストのみの場合は下りで最低128Kbps以上、スムーズなやり取りをするなら上り・下りそれぞれ1Mbps以上出ていれば問題ありません。
Webサイトの閲覧 理想は10Mbps以上
Webサイトの閲覧には、上りの速度は必要ありません。テキストメインのサイトの場合下りが最低1Mbps以上、画像や動画など、表示するものが多いサイトの場合は10Mbps以上必要なこともあります。
回線速度が遅くなる原因
インターネット回線の通信速度が遅くなる原因は様々です。原因を探してみましょう。
デバイス(端末)に原因がある場合
利用しているデバイス(端末)のCPUやメモリー、ハードディスクのアクセススピード等の処理性能が十分でないと回線速度が下がる可能性があります。また、デバイスの性能が高くても内部的なエラーや故障が生じている場合は処理性能が低下します。ファームウェアやセキュリティソフトなどの常駐プログラムが通信速度に影響を与える場合もあります。
ルーターなど接続機器に原因がある場合
ルーターなどの接続機器に生じた故障や内部的なエラーも回線速度に影響します。ファームウェアが最新でない場合も同様です。ルーターなどの機器はセキュリティや機能改善のためファームウェアが更新されることも多いため、都度アップデートすることをおすすめします。
インターネット回線に原因がある場合
アクセスが集中する時間帯に回線速度が落ちてしまい、通信しにくくなることがあります。
マンションの場合は配線方式を確認
配線方式 |
説明 |
光配線方式 |
光配線方式は、電柱からマンションの共有スペースを経由して各部屋に光回線を伸ばす方式です。各部屋で同じ時間帯に集中して使う環境でなければ、通信速度の低下はほぼおきにくいでしょう。 |
LAN配線方式 |
LAN配線方式は、光回線をマンション内の設備でつなぎ、各部屋までLANケーブルを伸ばす方式です。設備やLANケーブルのカテゴリが古いと最大通信速度が落ちてしまう場合があります。 |
VDSL配線方式 |
VDSL配線方式は、光回線をマンション設備でつなぎ、各部屋まで電話回線で伸ばす方式です。電話回線は光回線と比べて最大通信速度が低く、回線混雑などの影響も受けやすくなります。 |
NTT東日本では、「フレッツ 光ネクスト」をご利用中の方向けに、Web113にて「通信速度の改善ポイント」をご案内しています。そちらもあわせてご確認ください。
回線速度が遅い時の対処方法
スピードテストの結果、回線速度が遅かった場合の対処法を紹介します。インターネットの回線速度が遅くなる原因はさまざまですのでひとつひとつ対処していきましょう。
- 速度制限の確認
- デバイスの再起動とインターネットの再接続
- ルーターの設置場所を変更
- 有線LANの使用
- プロバイダの見直し
- 回線の乗り換えを検討
- お問い合わせや相談
それぞれの項目について具体的な内容を解説します。
速度制限の確認
スマートフォンやポケットWi-Fiは一定のデータ量を超えると速度制限がかけられる場合があります。速度制限がかかったらデータを追加購入するか制限が解消されるまで待つしかありません。
デバイスの再起動とインターネットの再接続
デバイスやルーターなどの接続機器に内部的なエラーが発生している場合、機器の再起動で解消される可能性があります。簡単に行える対処法のため、まずは再起動とインターネットへの再接続を試してみましょう。
ルーターの設置場所を変更
Wi-Fiを利用している場合、無線LANルーターと接続する機器の位置関係によっては電波が入りにくくなり、回線速度が遅くなる可能性があります。無線LANルーターの設置場所を電波が入りやすい場所に変更してみましょう。
有線LANの使用
Wi-Fiは障害物や電波干渉などによって通信が不安定になる場合があります。安定した通信環境を望むのであれば有線LANで接続してみましょう。有線LANを接続する際はLANケーブルの規格にも注意が必要です。
プロバイダの見直し
IPv6接続を提供しているかはプロバイダによって異なります。IPv6で接続を行うと混雑の影響を受けにくくなりますので、IPv6に対応していないプロバイダの場合は見直しを検討してみましょう。
< NTT東日本のフレッツ光でIPv6接続に対応しているプロバイダ >
フレッツ 光クロス(IPoE対応|PPPoE対応)|フレッツ 光ネクスト(IPoE対応|PPPoE対応)
回線の乗り換えを検討
ここまでの対処で速度が改善されなければ、回線の乗り換えを検討してみると良いでしょう。
安定した通信速度と安全なインターネットを構築できる高速10ギガ回線サービス※5がおすすめです。乗り換えを検討中の方や通信環境でお悩みの方は、ぜひご検討ください。
お問い合わせや相談
専門的な内容はよくわからないという方は、契約しているプロバイダや回線事業者に相談、問い合わせをしてみるのも一つの方法です。NTT東日本のフレッツ光をご利用中の場合は「Web113 NTT東日本故障受付」よりお問い合わせや故障の場合は手配までのお手続きも行えます。
まとめ
インターネットが遅いと感じたら、まずはインターネットの速度テストを行ってみましょう。
推奨される速度が出ていない場合はデバイス・ルーターなどの接続機器やインターネット回線が原因である可能性があります。
今回紹介した対処法を参考に、原因の切り分けを行ってみましょう。
原因がよく分からない場合のお問い合わせ・相談や回線の乗り換えには、東日本※6のほぼすべてのエリアに対応、電話やWebでの申し込み・サポートも充実しているフレッツ光がおすすめです。
安定した高速通信が行える快適なインターネット環境を整えるために、ぜひフレッツ光のご利用をご検討ください。
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よく使われる用語について
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Q
回線速度の「bps」とは?
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A
回線速度を表す際に「bps」という単位を使います。最大通信速度やインターネットの速度テストの結果を正しく理解するためにそれぞれの単位を覚えておきましょう。
単位 |
説明 |
bps |
読み方は「ビー・ピー・エス」。 「bit per second」の頭文字を取ったもので、1秒間に何bitの情報が転送できるかを表す単位。 |
Kbps |
読み方は「キロ・ビー・ピー・エス」。 1Kbps=1,000bps |
Mbps |
読み方は「メガ・ビー・ピー・エス」。 1Mbps=1,000Kbps=1,000,000bps |
Gbps |
読み方は「ギガ・ビー・ピー・エス」。 1Gbps=1,000Mbps=1,000,000Kbps=1,000,000,000bps |
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Q
上り(データ送信)回線と下り(データ受信)回線とは?
-
A
インターネットの速度テストでは、上り(データ送信)と下り(データ受信)のそれぞれの回線速度を測ります。上りはインターネットへデータをアップロードする際、下りはインターネットからデータをダウンロードする際の速さです。上りと下りのそれぞれが影響する利用シーンには以下のようなものが挙げられます。
- 上り(データ送信)利用シーン:メール送信、SNS等へのメッセージや画像・動画投稿・ライブ配信・オンラインゲーム
- 下り(データ受信)利用シーン:メール受信、Webサイト・動画閲覧、ファイルダウンロード・オンラインゲーム