光回線とは?仕組みやメリット、用途、選び方までご紹介!

公開日:2023年3月14日(2024年12月24日更新)

そもそも光回線とは?

光回線とは、光ファイバーを利用した通信回線を指します。光ファイバーは石英ガラスやプラスチックでできた光を通すケーブルです。光の反射や屈折を利用してデータを転送する光ファイバーは、従来の電話回線などよりも通信速度が速く、かつ長距離の通信にも適しています。

そもそも光回線とは?

Wi-Fiとの違いは?

光回線は光ファイバーを利用した有線での通信手段です。一方、Wi-Fiは電波を使った無線での通信手段です。Wi-Fiは光回線と異なり電波が届く範囲であればケーブルの接続なしでインターネットに接続できますが、光回線のほうが通信速度の安定性、高速性には優れています。

光回線と一緒に契約するプロバイダとは?

光回線を利用してインターネットに接続する場合には、光回線事業者とプロバイダの双方と契約する必要があります。プロバイダは正しくはインターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)という名前で、頭文字をとってISPとも呼ばれます。光回線事業者はあくまで通信に必要な光ファイバー網を提供しているだけであるため、インターネットに接続する場合にはインターネットに接続するサービスを提供するプロバイダとの契約が必要なのです。

光回線の種類

現在提供されている光回線には主に以下の3つの種類があります。

種類 特徴
フレッツ光 NTT東日本・NTT西日本がそれぞれ運営する、日本の全都道府県で利用可能なインターネット回線。
  • NTT東日本もしくはNTT西日本の設備状況などによりサービスのご利用をお待ちいただいたり、サービスをご利用いただけない場合がございます。
コラボ光 2015年から始まった、NTT東日本・NTT西日本の光回線を利用して他の事業者が独自に提供するインターネット回線。
上記以外 NTT東日本・NTT西日本以外の通信会社、地域の電力会社などが提供する光回線。

光回線とその他回線の違い

光回線の理解とあわせて、混同されやすいその他の回線の意味や仕組みもおさえておきましょう。ここではモバイルルーター、CATV、ISDNの3つの回線を解説します。

モバイルルーター、CATV(ケーブル回線)、ISDN

モバイルルーター、CATV(ケーブル回線)

ISDN

モバイルルーター

モバイルルーターとは、持ち運びが可能な無線LANのインターネット回線です。対応エリア内であれば、事業者から提供されるモバイルルーターを起動してすぐにWi-Fiを利用することができます。面倒な工事は不要で、契約からすぐに利用できる点も魅力です。

CATV(ケーブル回線)

ケーブルテレビ事業者が提供するインターネット回線です。利用するためにはケーブルテレビ事業者と契約し、工事を行う必要があります。以前はケーブル回線を利用しているため通信速度が遅いというデメリットがありましたが、近年はケーブル回線と光ファイバーを組み合わせたインターネット回線を提供する事業者もあります。

ISDN

ISDNはADSLと同様に電話回線を利用したインターネット回線です。ダイヤルアップという方法でインターネットに接続するため、接続する度に電話代がかかるのが特長です。

光回線を利用する3つのメリット

ここでご紹介した各種回線にはない光回線ならではのメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。

  • 通信速度が速くネット環境が安定
  • 通信制限がなく月額で使い放題(一部例外あり)
  • 光電話が利用可能

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

フレッツ光が選ばれる理由

光回線を利用する3つのメリット

通信速度が速くネット環境が安定

光回線の通信速度は、その他の回線と比べ高速です。大量のデータ通信が発生しやすいオンラインゲームや複数人数でのオンライン会議などでの利用も問題ありません。また、有線接続のためWi-Fiと比べて安定性が高いのも魅力です。

通信制限がなく月額で使い放題(一部例外あり)

提供事業者にもよりますが、光回線は月額料金固定で通信容量の制限がないのが一般的です。スマートフォンやモバイルルーターのように特定のデータ通信量での通信容量の制限が発生しないため、使い過ぎを気にせず利用ができます。光回線を無線LANルーターに接続しWi-Fiにすれば、スマートフォンやタブレットの通信量節約にもなります。

オプションを契約することで光電話が利用可能

光回線と合わせてご利用いただける光ファイバーを使った電話サービス(オプション)

オプションを契約することで光電話が利用可能

光回線を提供している事業者の多くはオプションとして光電話サービスも提供しています。移行時に電話番号の引き継ぎができるため、スムーズに移行ができるのも魅力です。

光回線にデメリットはある?

ここまで光回線のメリットを紹介しましたが、デメリットがないわけではありません。ここでは光回線のデメリットを2つ解説します。

持ち運びができない

光回線は有線接続のため、光回線を引いている建物・居室内でしか利用ができません。モバイルルーターのように外に持ち運んで利用することができない点はデメリットと言えます。屋外でインターネット接続を行うことが多い場合はモバイルルーターのほうが適しているでしょう。

別の通信事業者の光回線へ切り替える場合に費用がかかる場合がある(工事・違約金)

光回線を利用するには光ファイバーの敷設が必要になるため、別の通信事業者の光回線へ切り替える場合には旧光ファイバーの撤去と新規敷設の工事費用がかかります。また、頻繁に工事が発生することを避けるため、光回線事業者側で最低利用期間を設けているケースもあります。タイミングによっては乗り換えの違約金が発生する場合もあります。こうしたことから気軽に乗り換えが行えない点はデメリットと言えるでしょう。

光回線の選び方

前述した通り、光回線は乗り換え時に負担がかかるため、慎重に選ぶ必要があります。光回線を選ぶ際は以下のような軸で選ぶとよいでしょう。

  • 月額費用で選ぶ
  • スマートフォンのキャリアで選ぶ
  • 速度・安定性で選ぶ
  • 用途に合わせて選ぶ

以下、それぞれの項目を詳しく解説します。

光回線の選び方

月額費用で選ぶ

工事費用や月額費用は光回線提供事業者によって異なります。工事費用の割引やキャッシュバックなどのサービスを設けている事業者もありますが、月額の費用を含めたトータルの額で見ると割高になってしまう場合もあります。費用面を重視する場合は、工事費用やキャッシュバックを含めて月額換算したうえで比較を行うとよいでしょう。

スマートフォンのキャリアで選ぶ

スマートフォンのキャリアが提供している光回線の場合、該当キャリアのスマートフォンを利用していることでセット割引が受けられる場合が多くなっています。それによってスマートフォンの月額費用を抑えられる可能性もあるため、大手キャリアを利用している場合はキャリアに合わせた光回線を選ぶとよいでしょう。

速度・安定性で選ぶ

テレワークやオンラインゲームなど、安定して高速な通信ができることを重視する場合は、平均通信速度が速い回線やIPv6接続に対応したプロバイダを選ぶとよいでしょう。混雑する時間帯にどの程度通信速度が低下するかは各事業者で大きく異なりますので、自分の利用時間帯の混雑度合いを事前に確認しておくことが重要です。

用途に合わせて選ぶ

用途に合わせて選ぶ

インターネットの利用用途が決まっている場合には、用途に見合った通信速度、安定性などを提供している光回線を選ぶのも方法の一つです。また、とにかくすぐに利用したいという場合は工事までの期間が短い事業者、数ヵ月だけ利用したいという場合は違約金がない、もしくは安い事業者を選ぶといった方法もよいでしょう。

ライフスタイルに合わせて通信速度、料金などプランをお選びいただけます!

ライフスタイルに合わせて通信速度、料金などプランをお選びいただけます!

家庭用(個人向け)と法人向けの用途の違い

事業者にもよりますが、家庭用(個人向け)の光回線と法人向けの光回線では、用途や提供サービスに違いがあります。それぞれの違いを解説します。

家庭用(個人向け)の光回線の用途

家庭用(個人向け)の光回線は、個人またはWI-FIルーターの利用で数人が接続し、インターネットでのWebサイトや動画閲覧、メールやSNSなどの利用がメインの用途です。これらの利用であれば固定IPアドレスや高度なセキュリティ機能は不要である場合が多いため、必要最低限のメニューでインターネットサービスが提供されます。

オフィス向けの光回線の用途

オフィス向けの光回線では、複数の社員が同時にインターネット接続できるだけの十分な通信帯域が必要です。また、セキュリティのリスクを減らすためにウイルス対策やVPNなどのセキュリティ機能も必要となります。加えて拠点間でやり取りを行うための電話機や居室内で無線接続するためのWi-Fi設備も必要になるでしょう。オフィス向けの光回線では、便利なサービスを多数ご用意しております。

店舗ビジネス用の光回線の用途

店舗ビジネスでは、来店者用のWi-Fi設備や防犯のためのカメラなどが必要になります。光回線とオプションを利用し、来店者用の無線LANルーターやクラウド型カメラサービス、ウイルスやサイバー攻撃への対策も充実したサービスが併せて提供されます。

対応エリアが東日本を広くカバー

NTT東日本が提供するフレッツ光では、東日本のエリアを広くカバーしています。対応エリアが広いため、転居が必要になった場合でも別の通信事業者の光回線へ切り替える必要が少なくなります。また、提供エリアが確認できるサイトもございますので転居の前に確認すると良いでしょう。

安心・安全の光回線サービス

光回線の他、オプションサービスの光電話や無線LANルーター、セキュリティ対策などの品質も高く、安全なサービスとなっています。

充実のサポートで万が一も安心

フレッツ光は幅広い環境、ユーザー層に使用されており、サポート面が非常に充実しています。法人のお客さま向けにオプション機能で24時間365日の運用サポートを提供しているなど、万が一の際にも安心なサポートが提供されています。

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「フレッツ光」のおすすめプランと費用形態

フレッツ光の個人向け、法人向けそれぞれのおすすめプランと費用形態は下記の通りです。フレッツ光のプランページでは利用環境に合わせたおすすめプランの診断ができますので、ぜひ自分に合ったプランを探してみてください。

法人向けプラン一例

個人向けプラン一例

「フレッツ光」のプランを詳しく見る

「フレッツ光」導入までの流れ

光回線の導入は複雑と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、フレッツ光の導入は非常に簡単です。

  1. STEP1

    お申込みの準備

    事前準備として契約するプロバイダを決めておきましょう。また、光回線以外に光電話やWi-Fiを利用する場合にはオプションサービスとしての利用が可能です。

  2. STEP2

    お申し込み

    フレッツ光の申し込みページから申し込みを行います。申し込み時に提供エリアの確認や料金のシミュレーションもできますので、安心してお申し込みいただけます。

  3. STEP3

    開通工事・機器の設定

    NTT東日本から設定に必要な書類を送付後、工事を実施します。フレッツ光の開通工事は約1時間で完了します。開通工事が終わったら、設定ガイドを参照して機器の設定を行いましょう。

  4. STEP4

    フレッツ光 開通!

    上記の3ステップが完了すればフレッツ光がご利用いただけるようになります。安定した高速通信で快適にインターネットを楽しみましょう。

「フレッツ光」のお申込みから開通までを詳しく見る

まとめ

光回線は光ファイバーを利用した通信回線で、利用するためには光回線事業者とプロバイダとの契約が必要です。光回線は有線接続のため持ち運びができず工事費用がかかるなどのデメリットもありますが、通信制限なしに安定した高速通信を実現可能で、光電話などのサービスも同時に利用できます。

光回線のサービスは個人向け、法人向けそれぞれでさまざまなサービスがありますが、対応エリアの広さやサービスの品質・種類で選ぶなら、フレッツ光をぜひおすすめします。がおすすめです。フレッツ光の導入は3ステップと非常に簡単なので、ぜひ光回線導入の際はフレッツ光を検討してみてください。

複数のサービスをご契約のお客さまにおかれましては、お手元で計算された額と実際の請求額が異なる場合がございます。

  • 本ホームページにおける各サービスの説明事項は、フレッツ光でご利用いただく場合を例に記載しています。
  • 「フレッツ光」とは、「フレッツ 光クロス」、「フレッツ 光ネクスト」、「フレッツ 光ライト」および「フレッツ 光ライトプラス」(いずれもインターネット接続サービス)の総称です。

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