そもそも光回線とは?
光回線とは、光ファイバーを利用した通信回線をさします。光ファイバーは石英ガラスやプラスチックでできた光を通すケーブルです。光の反射や屈折を利用してデータを転送する光ファイバーは、従来の電話回線などよりも通信速度が速く、かつ長距離の通信にも適しています。
Wi-Fiとの違いは?
光回線は光ファイバーを利用した有線での通信手段です。一方、Wi-Fiは電波を使った無線での通信手段です。Wi-Fiは光回線と異なり電波が届く範囲であればケーブルの接続なしでインターネットに接続できますが、光回線のほうが通信速度の安定性、高速性には優れています。
光回線と一緒に契約するプロバイダとは?
光回線を利用してインターネットに接続する場合には、光回線事業者とプロバイダの双方と契約する必要があります。プロバイダは正しくはインターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)という名前で、頭文字をとってISPとも呼ばれます。光回線事業者はあくまで通信に必要な光ファイバー網を提供しているだけであるため、インターネットに接続する場合にはインターネットに接続するサービスを提供するプロバイダとの契約が必要なのです。
光回線の種類
現在提供されている光回線には主に以下の3つの種類があります。
光回線とその他回線の違い
光回線の理解とあわせて、混同されやすいその他の回線の意味や仕組みもおさえておきましょう。ここではモバイルルーター、CATV、ADSL、ISDNの4つの回線を解説します。
モバイルルーター
モバイルルーターとは、持ち運びが可能な無線LANのインターネット回線です。対応エリア内であれば、事業者から提供されるモバイルルーターを起動してすぐにWi-Fiを利用することができます。面倒な工事は不要で、契約からすぐに利用できる点も魅力です。
CATV(ケーブル回線)
ケーブルテレビ事業者が提供するインターネット回線です。利用するためにはケーブルテレビ事業者と契約し、工事を行う必要があります。以前はケーブル回線を利用しているため通信速度が遅いというデメリットがありましたが、近年はケーブル回線と光ファイバーを組み合わせたインターネット回線を提供する事業者もあります。
ADSL
ADSLは電話回線を利用したインターネット回線です。音声電話では使用しない周波数を利用するため、ISDNよりは通信速度が速いのが特徴です。しかし、光回線などと比べれば通信速度に影響が出やすいです。
ISDN
ISDNはADSLと同様に電話回線を利用したインターネット回線です。ダイヤルアップという方法でインターネットに接続するため、接続する度に電話代がかかるのが特徴。
光回線を利用する3つのメリット
ここでご紹介した各種回線にはない光回線ならではのメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。
- 通信速度が速くネット環境が安定
- 通信制限がなく月額で使い放題
- 光電話が利用可能
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
フレッツ光が選ばれる理由
通信速度が速くネット環境が安定
光回線の通信速度は、その他の回線と比べ高速です。大量のデータ通信が発生しやすいオンラインゲームや複数人数でのオンライン会議などでの利用も問題ありません。また、有線接続のためWi-Fiと比べて安定性が高いのも魅力です。
通信容量の制限がなく月額で使い放題
提供事業者にもよりますが、光回線は月額料金固定で通信容量の制限がないのが一般的です。スマートフォンやモバイルルーターのように特定のデータ通信量での通信容量の制限が発生しないため、使い過ぎを気にせず利用ができます。光回線を無線LANルーターに接続しWi-Fiにすれば、スマートフォンやタブレットの通信量節約にもなります。
光電話が利用可能
光回線と合わせてご利用いただける、光ファイバーを使った電話サービス
光回線を提供している事業者の多くはオプションとして光電話サービスも提供しています。移行時に電話番号の引き継ぎができるため、スムーズに移行ができるのも魅力です。
光回線にデメリットはある?
ここまで光回線のメリットを紹介しましたが、デメリットがないわけではありません。ここでは光回線のデメリットを2つ解説します。
持ち運びができない
光回線は有線接続のため、光回線を引いている建物・居室内でしか利用ができません。モバイルルーターのように外に持ち運んで利用することができない点はデメリットと言えます。屋外でインターネット接続を行うことが多い場合はモバイルルーターのほうが適しているでしょう。
乗り換え時の負担がかかる(工事・違約金)
光回線を利用するには光ファイバーの敷設が必要になるため、乗り換え時には旧光ファイバーの撤去と新規敷設の工事費用がかかります。また、頻繁に工事が発生することを避けるため、光回線事業者側で最低利用期間を設けているケースもあります。タイミングによっては乗り換えの違約金が発生する場合もあります。こうしたことから気軽に乗り換えが行えない点はデメリットと言えるでしょう。
光回線の選び方
前述した通り、光回線は乗り換え時に負担がかかるため、慎重に選ぶ必要があります。光回線を選ぶ際は以下のような軸で選ぶとよいでしょう。
- 月額費用で選ぶ
- スマートフォンのキャリアで選ぶ
- 速度・安定性で選ぶ
- 用途に合わせて選ぶ
以下、それぞれの項目を詳しく解説します。
月額費用で選ぶ
工事費用や月額費用は光回線事業者によって異なります。工事費用の割引やキャッシュバックなどのサービスを設けている事業者も多いですが、月額の費用を含めたトータルの額で見ると割高になってしまう場合もあります。費用面を重視する場合は、工事費用やキャッシュバックを含めて月額換算したうえで比較を行うとよいでしょう。
スマートフォンのキャリアで選ぶ
スマートフォンのキャリアが提供している光回線の場合、該当キャリアのスマートフォンを利用していることでセット割引が受けられる場合が多くなっています。それによってスマートフォンの月額費用を抑えることもできるため、ドコモなど大手キャリアを利用している場合はキャリアに合わせた光回線を選ぶとよいでしょう。
速度・安定性で選ぶ
テレワークやオンラインゲームなど、安定して高速な通信ができることを重視する場合は、平均通信速度が速い回線やIPv6接続に対応したプロバイダを選ぶとよいでしょう。混雑する時間帯にどの程度通信速度が低下するかは各事業者で大きく異なりますので、自分の利用時間帯の混雑度合いを事前に確認しておくことが重要です。
用途に合わせて選ぶ
インターネットの利用用途が決まっている場合には、用途に見合った通信速度、安定性などを提供している光回線を選ぶのも方法の一つです。また、とにかくすぐに利用がしたいという場合は工事までの期間が短い事業者、数ヵ月だけ利用したいという場合は違約金がない、もしくは安い事業者といった選び方をするのもよいでしょう。
家庭用(個人向け)と法人向けの用途の違い
事業者にもよりますが、家庭用(個人向け)の光回線と法人向けの光回線では、用途や提供サービスに違いがあります。それぞれの違いを解説します。
家庭用(個人向け)の光回線の用途
家庭用(個人向け)の光回線は、個人もしくはWi-Fiを利用した数人程度が接続し、インターネットでのWebサイトや動画閲覧、メールやSNSなどの利用がメインの用途です。これらの利用であれば固定IPアドレスや高度なセキュリティ機能は不要である場合が多いため、インターネットに接続できる必要最低限のサービスが提供されます。
オフィス向けの光回線の用途
オフィス向けの光回線では、複数の社員が同時にインターネット接続できるだけの十分な通信帯域が必要です。また、セキュリティのリスクを減らすためにウイルス対策やVPNなどのセキュリティ機能も必要となります。加えて拠点間でやり取りを行うための電話機や居室内で無線接続するためのWi-Fi設備も必要になるでしょう。一部オプションになる場合もありますが、オフィス向けの光回線ではこれらのサービスも併せて提供されます。
店舗ビジネス用の光回線の用途
店舗ビジネスでは、来店者用のWi-Fi設備や防犯のためのカメラなどが必要になります。光回線を利用すれば、来店者用の無線LANルーターやクラウド型カメラサービスなどが利用可能です。ウイルスやサイバー攻撃への対策も充実したサービスが提供されます。
対応エリアが東日本を広くカバー
NTT東日本が提供するフレッツ光では、東日本のほぼすべてのエリアに対応しています。対応エリアが広いため、転居が必要になった場合でも光回線の乗り換えが必要になることが少なくなります。
NTT東日本提供だから安全
フレッツ光は光回線の安定性が高く、いつでも高速な通信が実現可能です。光回線の他、光電話や無線LANルーター、セキュリティ対策などの品質も高く、安全なサービスになっています。
充実のサポートで万が一も安心
フレッツ光は幅広い環境、ユーザー層に使用されており、サポート面が非常に充実しています。法人のお客さま向けにオプション機能で24時間365日の運用サポートを提供しているなど、万が一の際にも安心なサポートが提供されています。
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