050IP電話ご利用上の注意
プロバイダが提供する050IP電話サービス(050番号を利用するIP電話、以下IP電話)をご利用の場合は、必ずご一読ください。
■お客さまにご用意いただくもの
IP電話をご利用になるには、以下が必要です。
- フレッツ・ADSLまたはBフレッツ(インターネット接続サービス)のご契約
- IP電話対応機器(「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器を含みます)
- プロバイダとのインターネット接続サービスおよびIP電話サービスのご契約※1
- 加入電話のご契約(加入電話回線を接続する場合※2)
- 電話機および電話機コード:一般のアナログ電話機を接続して通話することができます。ホームテレホンの電話機やデジタル電話機等は接続できません。
- パソコン:「IP電話対応機器」の設定には、パソコンが必要です。
- LANボード(LANカード):LANインターフェース内蔵のパソコンの場合は必要ありません。
- IP電話アダプタの「IP電話対応機器」をご利用になる場合は、UPnP対応のブロードバンドルーター等が必要です。動作確認済みのブロードバンドルーター等を、必ず事前にご確認ください。
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※1 ご利用になるプロバイダが、フレッツの「IP電話対応機器」に対応したIP電話サービスを提供しているかどうか、対応プロバイダの一覧を事前にご確認ください。
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※2 加入電話回線の代わりにひかり電話を接続する場合は以下のホームページにて、ご利用可能な接続構成やひかり電話ご利用上の注意を、必ずご確認ください。
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■IP電話の利用条件やサービス内容、品質等について
利用条件
- IP電話を利用するためには、IP電話の設定が正しく行なわれている必要があります。IP電話の申し込み・設定手順はプロバイダによって異なりますので、各プロバイダの設定方法をご確認ください。
- IP電話を利用するためには、「IP電話対応機器」がインターネットに接続されていることが必要です。プロバイダのIP電話設備と通信できる状態にない場合、IP電話は利用できません。
- 対応プロバイダ以外のIP電話サービスをご利用になられた場合は、「IP電話対応機器」の各機能が正常に動作しない場合があります。
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IP電話のサービス内容
- IP電話のサービス内容はご契約されたIP電話サービスにより異なりますので、各プロバイダにご確認ください。
- IP電話として発信した通話の通話料金は、ご契約のプロバイダから請求されます。料金体系はご契約されたIP電話サービスにより異なりますので、各プロバイダのサービス内容をご確認ください。
- IP電話として接続できる相手先(サービス対象通話)はご契約されたIP電話サービスにより異なりますので、各プロバイダのサービス内容をご確認ください。
- IP電話サービスのお申し込み方法はプロバイダによって異なりますので、各プロバイダのサービス内容をご確認ください。
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品質等
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IP電話の通話品質は、下記のような場合に劣化することがあります。
・ADSL回線の接続状況やインターネットの状態によって十分な帯域が確保できない場合
・「IP電話対応機器」に接続しているパソコンで、ファイル転送やストリーミングサービスのような大きな帯域を必要とするサービスを使用中の場合
- ADSL回線をご利用の場合、加入電話回線に着信があるとADSL回線による接続が途切れることがあります。ADSL回線による接続が途切れると、IP電話通話中の場合は通話が切断されます。
- IP電話通話中に「IP電話対応機器」の電源が切れた場合や再起動された場合は、通話が切断されます。
- IP電話でファクスやアナログモデム通信を行った場合、あるいは音声ガイドなどで通話中にプッシュ信号の入力が必要な場合は、通信に失敗することがあります。通信が失敗した場合でも、失敗するまでの通信に対して利用料金がかかります。確実に通信したい場合には、相手先電話番号の前に「0000」(ゼロ4回)をダイヤルし、加入電話をご利用ください。
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■緊急通報(110番・119番等)について
緊急通報(110番、118番、119番)は、必ず加入電話としての発信になります。「IP電話対応機器」に加入電話回線が接続されていないと通話できませんのでご注意ください。
■接続できる電話機の種類や設定
接続可能な電話機
- 一般のアナログ電話機を接続して通話することができます。ホームテレホンの電話機やデジタル電話機等は接続できません。
- 電話機固有の機能(着信音や着信ランプの設定等)は正常に動作しない場合があります。
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ACR機能
- ACR機能(電話会社自動選択機能)のついた電話機をご利用の場合は、電話機が電話会社識別番号(0036等)を自動的に付加してダイヤルするため、加入電話としての通話になることがあります。ACR機能は停止してご利用ください。
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発信者番号通知機能
- 発信者番号通知機能のついた電話機をご利用の場合、電話機が自動的に「186」を付加してダイヤルするため、ファームウェアのバージョンによっては、常に加入電話となってしまいます。その場合は、ファームウェアのバージョンアップを実施してください。
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PB(トーン)/パルス(20pps/10pps)
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短縮設定
- これまで通りご利用いただけます。ただし、市外局番を省略した電話番号を登録してある場合(例:1234-5678)、IP電話対応機器にご利用場所の市外局番が正しく設定されていないと正しく発信できない場合がありますのでご注意ください。
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■ご利用場所の市外局番の設定
品質等
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「IP電話対応機器」にご利用場所の市外局番を設定してある場合は、同一市内の局番に発信する際に、市外局番を省略してダイヤルすることができます。
(例)市外局番「03」を設定してある場合 「1234-5678」をダイヤル→「IP電話対応機器」は「03-1234-5678」に発信
- 市外局番を設定していない場合は、同一市内の局番に発信する場合も必ず市外局番からダイヤルする必要があります。
- 市外局番の設定が誤っている場合は、発信できなかったり誤接続する恐れがありますのでご注意ください。
- IP電話でファクスやアナログモデム通信を行った場合、あるいは音声ガイドなどで通話中にプッシュ信号の入力が必要な場合は、通信に失敗することがあります。通信が失敗した場合でも、失敗するまでの通信に対して利用料金がかかります。確実に通信したい場合には、相手先電話番号の前に「0000」(ゼロ4回)をダイヤルし、加入電話をご利用ください。
(例)市外局番「03」の地域のお客さまが「045」を設定している場合 「1234-5678」をダイヤル→「IP電話対応機器」は「045-1234-5678」に発信→誤接続の恐れ!
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■IP電話/加入電話の選択と発信
- 「IP電話対応機器」に接続した電話機からは、IP電話および加入電話を利用することができます。
- IP電話と加入電話はダイヤルされた番号などにより、発信時に自動的に選択されます。
IP電話として通話しているか加入電話として通話しているかは、「IP電話対応機器」のランプ表示または発信時に受話器から聞こえる音により識別できます。
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※1.ご契約のプロバイダのサービス内容をご確認ください。 |
- IP電話サービスによって、サービス対象通話(IP電話として通話できる相手先番号)、サービス対象外通話(IP電話ではつながらない番号)は異なります。
- IP電話のサービス対象外通話をダイヤルした場合は、加入電話としての発信に切り替わる場合があります。
- 停電時やIP電話対応機器の電源が入っていないときは、すべて加入電話からの発信になります。
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※2.「0000」(ゼロ4回)をダイヤルすることにより、意図的に加入電話として発信できます。 |
■加入電話回線の接続が必須の通話
- 加入電話をご利用いただくためには、加入電話契約および「IP電話対応機器」への加入電話回線の接続が必要です。
- 緊急通報(110番、118番、119番)など一部の電話番号(※)をダイヤルした場合は、必ず加入電話としての発信になります。「IP電話対応機器」に加入電話回線が接続されていないと通話できませんのでご注意ください。
※他に113、116などの1からはじまる3桁番号や#で始まる番号。ただし、184/186は除きます。
- 加入電話として通話した場合の通話料金は、NTTファイナンスまたはマイライン・マイラインプラスに登録された電話会社から請求されます。
※ご利用サービスの状況によってはNTT東日本から請求をさせていただく場合もございます。
- 意図的に加入電話として発信したい場合は、相手先電話番号の前に「0000」(ゼロ4回)をダイヤルしてください。
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以下の場合は、すべて加入電話としての通話となります(「0000」(ゼロ4回)をダイヤルしなくても加入電話として発信します)。
・停電時または「IP電話対応機器」の電源が切れている場合
・「IP電話対応機器」のIP電話設定が未設定の場合
・「IP電話対応機器」が「IP電話利用停止」に設定されている場合
※なんらかの事情によりIP電話がご利用いただけない場合は、「0000」(ゼロ4回)をダイヤルすることにより加入電話として通話することができます。
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■発信者番号通知(発信先への通知)
- IP電話として発信する場合は「IP電話番号」(例:050-0123-4567)を通知できます。ただし、ご契約されたIP電話サービスによっては、発信者番号が通知できない場合があります。
- 加入電話として発信する場合は、「加入電話番号」(例:03-1234-5678)を通知できます。ただし、発信者番号の通知可否は加入電話の契約状態(通常通知・通常非通知)によります。
- IP電話として発信する場合の「通常通知」または「通常非通知」の選択は、お客さまご自身により任意に設定することができます。
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IP電話として発信する場合 |
「IP電話対応機器」の 発信者番号通知設定 |
ダイヤル操作 |
相手先電話番号(通常の操作) |
184+相手先電話番号 |
186+相手先電話番号 |
「通常通知」に設定 |
「IP電話番号」を通知 |
通知しない |
「IP電話番号」を通知 |
「通常非通知」に設定 |
通知しない |
通知しない |
「IP電話番号」を通知 |
デフォルトでは「通常通知」に設定されています。
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加入電話として発信する場合
加入電話回線の契約 |
ダイヤル操作 |
0000+ 相手先電話番号(通常の操作) |
0000+ 184+相手先電話番号 |
0000+ 186+相手先電話番号 |
「通常通知」 |
「加入電話番号」を通知 |
通知しない |
「加入電話番号」を通知 |
「通常非通知」 |
通知しない |
通知しない |
「加入電話番号」を通知 |
IP電話として接続できず、加入電話に自動切替された場合も同様です。
※他に113、116などの1からはじまる3桁番号や#で始まる番号。ただし、184/186は除きます。
・186+相手先電話番号をダイヤルした場合は、すべて加入電話となります。
・発信者番号通知設定ができません。
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■通知された発信者番号の表示(ナンバー・ディスプレイの動作)
通知された発信者番号を表示するためには、ナンバー・ディスプレイ対応の電話機を接続し、「IP電話対応機器」のナンバー・ディスプレイ設定を「使用する」にすることが必要です。
※加入電話に着信した際の発信者番号を表示するためには、加入電話のナンバー・ディスプレイ契約が必要です。
※IP電話(050番号)に着信した際の発信者番号を表示するためには、加入電話のナンバー・ディスプレイ契約は必要ありません。
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■通話中に着信があった場合の動作(キャッチホンの動作) |
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加入電話のキャッチホンをご契約されている場合は、「IP電話対応機器」の設定にて「キャッチホンあり」を選択してください。 |
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着信のパターン |
着信者側 |
発信者側 |
IP電話で通話中のときに |
IP電話に着信があった場合 |
通話中の通話を継続します。 |
お話し中になります。 |
加入電話に着信があった場合 |
割り込み音(注1)が鳴ります。
フッキングまたはオンフックにより、通話中の通話を切断して加入電話の着信に応答することができます。 |
呼出音が鳴ります。 |
加入電話で通話中のときに |
IP電話に着信があった場合 |
通話中の通話を継続します。(注2) |
お話し中になります。 |
加入電話に着信があった場合 |
加入電話にキャッチホンのご契約がある場合は、通常のキャッチホンの動作をします。 |
呼出音が鳴ります。 |
加入電話にキャッチホンのご契約がない場合は、通話中の通話を継続します。 |
お話し中になります。 |
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(注1)IP電話ルーター・IP電話対応セキュリティルーター・IP電話アダプタでは、「割り込み音なし」に設定にすることもできます。
(注2)IP電話ルーター・IP電話対応セキュリティルーターの場合は、設定によって、割り込み音を鳴らすこともできます。この場合、フッキングまたはオンフックにより、通話中の通話を切断して加入電話の着信に応答することができます。
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複数のサービスをご契約のお客さまにおかれましては、お手元で計算された額と実際の請求額が異なる場合がございます。