フレッツ・ADSL スペクトル管理

■サービス提供終了と代替えサービスに関するご案内

2022年1月31日(月)以前に「フレッツ光」提供となっていたエリアについては、2023年1月31日(火)をもって「フレッツ・ADSL」のサービス提供を終了いたしました。
また、その他の全エリア(2022年2月1日(火)から2023年1月31日(火)に「フレッツ光」を提供開始したエリア、2023年2月1日(水)以降「フレッツ光」が新たに提供可能となるエリア、「フレッツ光」の未提供エリア)においても、 2025年1月31日(金)をもって「フレッツ・ADSL」のサービス提供を終了いたします。

なお、「フレッツ・ADSL」から「フレッツ光」への移行に伴う「フレッツ光」の初期費用などの割引を実施中です。

■新規申し込み受付終了に関するご案内

2016年6月30日(木)をもって、「フレッツ光」の提供エリアにおける「フレッツ・ADSL」の新規申し込み受付を終了いたしました。また、全エリアにおける「フレッツ・ADSL」の新規・移転・品目変更の申込受付を、2023年7月31日(月)をもって終了いたしました。

「フレッツ光」の提供エリアは、フレッツ光の新規お申し込みからご確認ください。

フレッツ・ADSLからフレッツ光への乗り換えについて詳しくはこちら

スペクトル管理上の「フレッツ・ADSL モア」の伝送方式に関する扱いについて

NTT東日本では平成14年11月より「フレッツ・ADSL モア」のサービス提供を開始しております。
「フレッツ・ADSL モア」は、スペクトル管理*1での扱いに関してフレッツ・ADSL 8Mタイプと同等の伝送方式*2を採用しているため、提供条件の変更はございません。お客さまには安心してご利用いただけます。

※現時点では、「フレッツ・ADSL モア」の伝送方式に関するスペクトル管理基準が決定しておりませんが、第1グループに確定しているフレッツ・ADSL8Mタイプと同等な伝送方式のため、第1グループ相当*3に仮設定する予定です。

※「フレッツ・ADSL モア」の伝送方式は、今後確定する「スペクトル管理標準」に従い適合性の確認を行う予定です。

NTT東日本では、多くのお客さまに安心して通信サービスをご利用いただくために、スペクトル管理の目的を尊重し、今後ともよりよいサービスを提供いたします。

*1 スペクトル管理
スペクトル管理は、電話ケーブル内の通信において相互干渉による悪影響により利用者の不利益とならないよう、相互干渉の許容範囲を明確にし、電話ケーブルを有効に利用することを目的として、標準化団体であるTTCにおいて「スペクトル管理標準」 (TTC標準JJ100.01)として平成13年11月に標準化されています。スペクトル管理標準に記載された方法により、同一ケーブル内で相互の伝送方式が共存できるかの確認を行うことを「スペクトル適合性の確認」と呼びます。各伝送方式はスペクトル適合性を確認した上で、他回線に与える影響の度合いに応じ、第1グループ*3第2グループ*3に分類されます。

*2 「フレッツ・ADSL モア」の伝送方式
「フレッツ・ADSL モア」で採用している方式は、既に「スペクトル管理標準」(TTC標準JJ100.01)において第1グループ*3に分類されている「ITU-T勧告G.992.1 AnnexC」と同一のPSDマスク*4です。

*3 第1グループ、第2グループ
「スペクトル管理標準」の中で、その方式が他の回線に及ぼす干渉の程度に応じ、第1グループ、第2グループに分類しています。
<第1グループ>
このグループに属する伝送方式は、相互に漏話雑音が与える影響が小さく、ケーブル内の収容に特段の制約を設ける必要がない。
(「フレッツ・ADSL 1.5M/8Mタイプ」の伝送方式は、既に第1グループに分類されています。)
<第2グループ>
このグループに属する伝送方式は、第1グループに属する伝送方式に与える影響、もしくは第1グループに属する伝送方式から受ける影響が大きいことから、収容に制約条件を設ける必要がある。第2グループの伝送方式は、接続約款で以下のような制約条件を設けることとなっています。
・ 他回線を同一カッド*5に収容しない。
同一カッドに他回線を収容せず1カッド分占有することから、その追加コストの負担が必要。
・ 各伝送方式毎に定められた線路長(限界線路長)を超える線路では使用しない。
※参考:DSL回線の収容条件などに関する接続約款変更の認可申請について
    (http://www.ntt-east.co.jp/release/0210/021017c.html)

*4 PSDマスク
PSD(電力スペクトル密度)はある周波数における送信信号の電力を示し、大きな電力の信号を送ればそれだけ他の回線への影響が大きくなります。このため、他回線への影響が軽微となるように、特定の周波数帯域における送信信号の電力制限を規定したものが「PSDマスク」です。
スペクトル適合性の有無を調べるために、使用している送信信号が「スペクトル管理標準」に規定されているPSDマスク内に収まるかを確認します。
「フレッツ・ADSL モア」に関する技術仕様を参照願います。

*5 同一カッド
電話などの通信回線は1対(2本)の銅線からなります。しかし、NTT東日本収容ビルからお客さま宅までの間では「ケーブル」により複数の回線が束ねられています。
このケーブルの基本単位を「カッド」と呼び、より線となった2対(4本)の芯線から構成されます。また、複数のカッドを束ねたものを「ユニット」と呼び、さらにユニットを束ねたものがケーブルとなり、1ケーブルに数百~数千の回線が収容されます。
ある通信回線が収容されているカッドの残りの1対に収容されている回線を「同一カッド回線」と呼びます。2つの隣り合った回線がお互いに強い干渉を及ぼすので、第2グループでは「同一カッド回線」の制限が設けられる場合があります。
同一カッドについて

「フレッツ・ADSL モア」に関する技術仕様

伝送方式 ITU-T勧告 G.992.1 AnnexC をベースに、パイロットトーンおよびTTR信号において、拡張性をもたせた方式
PSDマスク 「フレッツ・ADSL モア」で使用している方式のPSDマスクを下記の図1,図2に示します。
下記のPSDマスクは「スペクトル管理標準」に第1グループとして規定されている G.992.1 AnnexC 方式と同一です。

図1 上り PSDマスク(ATU-R送信PSDマスク)

図2 下り PSDマスク(NEXTを軽減させるためのATU-C送信PSDマスク※)

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  • 「フレッツ光」とは、「フレッツ 光クロス」、「フレッツ 光ネクスト」、「フレッツ 光ライト」および「フレッツ 光ライトプラス」(いずれもインターネット接続サービス)の総称です。