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Education

【eスポーツ×教育】

2025.03.19

eスポーツが育む居場所づくりと、スキルアップ
三浦学苑高等学校 情報研究会

三浦学苑高等学校 情報研究会

1929年に設立して以来、創立96年の歴史と伝統のある三浦学苑高等学校。2019年から情報研究会にeスポーツを導入し、現在は部活動として活躍の場を広げている。 部員数は40名(2025年2月現在)。情報処理系の大会をはじめ、アイディアやITに関連したコンテストに積極的に挑戦。
また、YouTubeチャンネルやSNSにて部員自ら情報発信を行い、オープンスクールでは中学生向け部活動体験や、小学生向けのジュニアカレッジなどを実施している。

横須賀エリアで提供開始となった高速通信サービス「フレッツ 光クロス最大概ね10G※1※2」を導入し多様な挑戦を続けている情報研究会。顧問のひとりである伊東先生と部員の生徒たちに「eスポーツの魅力と将来の夢、ネットワーク環境の理想」について聞いた。

※1 最大通信速度は、技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。 お客さまのご利用環境(端末機器の仕様など)や回線の混雑状況などにより大幅に低下することがあります。
※2 本サービスの技術規格においては、通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実際の通信速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。

三浦学苑高等学校 情報研究会

まずは現在2年生の会長山本さん、副会長石田さん、Abobe??マネージャー※の蒲谷さん、書記担当の中村さん、eスポーツマネージャーの遠藤さんの5名に話を聞いた。
※部活内にて導入済みのAdobe関連ソフトについて、後輩からの質問を受けたり、指導したりする担当者

部活で心がけていることは?

会長の山本さん「笑顔を心がけています。」という言葉に続けて、他の部員たちはコミュニケーションが大事だと語る。情報研究会が制作している広報誌によると、「eスポーツ活動を通じて得たスキルや経験は何ですか?」という問いに対して、1位にチームワーク、戦略的思考。2位にコミュニケーション能力、問題解決能力。3位はリーダーシップだと書かれている。

三浦学苑高等学校 情報研究会
三浦学苑高等学校 情報研究会

eスポーツの魅力、面白みとは?

「中学の頃テニス部だったのですが、もともと運動神経がよくない方で、どれだけ練習してもうまくいかないことも多かったんです。でも、eスポーツはやればやるほど上手くなる。若いうちは反射神経なども良いので、これからもっと成長できるし、もっと強くなりたい」(遠藤さん)

「プロと対戦することもあり、自分の努力次第でプロと同じステージに立ってプレイできることが魅力」(中村さん)

「昔は、ゲームをやることが悪いことだと思われていましたが、今はプロも増えて競技として認められているので、そのギャップに面白みがあります。プロのシーンを見ていると観客もたくさんいて、世界大会も開かれている。親も認めてくれているので、時間を考えてやりなさいとは言われますが、楽しめています」(蒲谷さん)

「中学時代のバスケ部での怪我をきっかけにゲームを始めるようになり、動けない時でも練習して上達できるのが良い利点だと思います。場所にも捉われず、いつでもできます。部の設備が整っているので、三浦学苑に入りました」(山本さん)

三浦学苑高等学校 情報研究会
三浦学苑高等学校 情報研究会

三浦学苑高等学校のOBでもある伊東先生は2016年から顧問となり、今年で8年目。同時に情報研究会ができ、 「Yokosuka e-Sports Project」の開始に伴いeスポーツ専用のハイスペックPCが導入され、2019年度よりeスポーツの取り組みをはじめている。

「いい生徒たちばかりなので苦労はしないですね。指導のスタイルは、基本的には自主性を育みたいと思っています。技術指導というのは全部のタイトルをやっているわけではないので、難しいのですが、勉強法と一緒で、学び方を教えているというか、マネージメントに徹するようにしています。」(伊東先生)

三浦学苑高等学校 情報研究会

そう話す伊東先生が現在抱えている課題についても尋ねてみた。

「本校のサッカー部が全国優勝をして新たにサッカー場ができたり、野球部も良い成績を出してグランドが整備されたりしているので、勝たなきゃ意味がないなと思っています。もちろん、それだけではないのですが、どうやったら勝てるのかという視点は持ち続けたいですね。昔の言葉にもありますが、道具が全てではないとは思うのですが、パソコンや環境そのものも、ある程度のスペックでないとダメだと思うので、少しずつでもアップデートしていってあげたいんです。もともとガジェットとかコンピューターが好きだったので、回線面も含めて、快適にプレイできるようにと心がけています。家庭でパソコンを持っていない生徒もいるので、学校では良い環境でプレイしてほしいと思いますね」(伊東先生)

部員たちにも学校のネットワーク環境について聞いてみると、自宅よりも回線やパソコン機材のスペックが高いため、学校でプレイするメリットがあるという。部室のような環境が家にも欲しいという声も上がるほど、現在の環境には満足している様子だ。

「僕の家の回線がちょっとひどくて、ゲームしていて1日に最低3回は5秒間くらい落ちるので、それで萎えるんです。なので、できる限り学校でやれると嬉しいです」(中村さん)

「自分も、机や椅子の高さ、モニターの位置、セッティングを考えると本来は家の方がやりやすいけど、やっぱり回線のことを考えると断然、学校の方が良いので今後も学校でみんなとプレイするのが楽しみです」(蒲谷さん)

三浦学苑高等学校 情報研究会
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部活動としてeスポーツに取り組む意義や価値とは?

「生徒たちの居場所をちゃんと作ってあげることだと思っています。そういうコミュニケーションの場所があることで、社会に出た時の助けになってくれると思っています。
eスポーツに取り組むことで、進路も分野が絞りやすくなって、将来を考える助けにもなってくれている。今年の卒業生もeスポーツをやる中で出会った映像部門や情報処理などに進んでいるので、意義があると実感しています。
ある程度の情報処理能力とeスポーツを通してパソコンの基本的な仕組みも学ぶことができる。空き容量がなぜ足らないのか、SSDの容量とメインメモリの容量の区別ができてない生徒もいるので、部活を通してデジタル知識が自然に身に付くことは重要だと思いますね」(伊東先生)

三浦学苑高等学校 情報研究会

eスポーツを通して見る将来とは?

今後は、NASEF JAPANなどの大きな大会で勝っていきたいと思っています。日々の努力を重ねて、全国大会出場をめざしているんです。本校はもうすぐ100周年を迎えるので、eスポーツを学べる学校として何かできれば嬉しいですね」(伊東先生)

学校、顧問の先生方の理解や支援により、少しずつゲーム環境のアップデートを重ねてきた情報研究会。NTT東日本グループは、今後も引き続きネットワーク回線を中心にeスポーツ環境について多角的にサポートし、生徒たちの挑戦を応援していく。

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※掲載内容は、インタビュー時(2025年2月)のものです。
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