ソーシャルサービス全盛時代に気を付けたいプライバシー

2012/10/26掲載
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  3. ソーシャルメディアで注意したいプライバシー

3.ソーシャルメディアで注意したいプライバシー

最後は最近よく取りざたされる、ソーシャルメディアにおけるプライバシーについて解説しましょう。

ソーシャルメディアといえば、今ではツイッターとフェイスブックが代表的ですが、いずれのサービスも自分がアップロードした画像やテキスト(=情報)を友人(他人)に知らせる、共有することを目的としています。そしてそれを見た友人は、またその友人に伝えて広げることができます。従って自分がアップロードした情報がそういった思いもよらぬ範囲に広がる可能性があります。これがソーシャルメディアの一番の特徴です。

自分だけでなく他人のプライバシーにも気を付ける

ソーシャルメディアでは友人→その友人、と次々に情報が広がっていきます。その範囲や影響は自分では制御できません。この点を把握し、自分のプライバシーを守ることはもちろん、他人の気持ちやプライバシーにも配慮しながら楽しむことが求められています。まさにソーシャル時代ならではの事象です。

もちろん、こういったことを気にしすぎて委縮してしまっては楽しむことができません。とはいえ、後になって後悔することのないよう、自分なりのルールやガイドラインを設けておくのはソーシャルメディアをスムーズに楽しむ一つの方法です。

たとえば右表のような点について、友人の見解も取り入れながら自分なりに決めておくと良いでしょう。

画像:イメージ図

ツイッターで特に気を付けたいプライバシー

ツイッターは匿名で使用できるソーシャルメディアです。とはいえあなたのフォロワーが全員本当のあなた、あなたの本名を知らないなどということはないでしょう。同じくあなたがフォローしている人も、アカウント名が何であれ「その人は誰か」を知っていることは多いはずです。つまり匿名と言っても本当に匿名なのではなく、どこの誰であるかということは案外分かるものです。
また、ツイッターは全体的にシンプルなサービスで、プライバシーに関する機能や設定もあまりありません。そういった点を把握した上で上手く使用したいものです。

画像:イメージ図

ツイッターを使用している方なら「リツイート」という機能をご存知でしょう。他人のツイートを自分のフォロワーに転送する機能です。もちろんあなたのツイートも誰かにリツイートされることがあります。

基本的にはリツイートするのはツイートを見た人(基本的にはその人のフォロワー)の自由です。あなたのフォロワーのフォロワーは、もうあなたの知人ではない人がたくさん含まれていることもあります。そうやって人から人へと伝わるので自分のツイートの広まる範囲を制御することはできません。ツイートの内容次第ではリツイートは大変な速度、回数で行われ、広まります。

ツイッターで不用意なツイートをして大騒ぎになったり非難されたという、いわば炎上したというニュース(事件)を聞いたことのある方も多いでしょう。そんなことにならないよう気を付けたいものです。

自分が勤務する店に有名人が来たのでその人について(特に悪意を込めて)ツイートしてしまい、炎上した、そんな事件もありましたが、基本的に仕事で知りえたことは「守秘義務」があるので口外してはいけないものです。こういった点は常に頭に置いてサービスを楽しむ姿勢が必要です。

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ツイッターではツイートを非公開にする(フォロワーにしか見せない)設定があります。

「設定」をクリックすると「ツイートの公開設定」が行えます。ただこれも設定以前のツイートは公開されたままです。またツイートは単なるテキストなのでコピー&ペーストできます。そうやってフォロワー以外の人に広がってしまうこともあるかもしれません。

いずれにせよツイッターはシンプルであるがゆえに誰でも使い易いサービスとなっていますが、同時にプライバシーに関しては利用者自身が気を付ける姿勢を求められるサービスでもあるということです。

フェイスブックで気を付けたいプライバシー

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フェイスブックにはツイッターと異なり細かくプライバシー設定を行うことができます。自分に合った設定になっているか今一度確認してみましょう。

フェイスブックの右上にある[ホーム]内の「プライバシー設定」を開きます。一番基本的な設定はあなた自身による投稿の公開範囲です。見知らぬ人に見られたくないなら「デフォルト設定の管理」を「友達」に設定すると良いでしょう。また基本的にフェイスブックはプライベートな内容での利用が多く、会社関係の人には投稿を見られたくない、というなら「カスタム」をクリックして投稿を公開する人を指定してしまうこともできます。

またその下の「つながりの設定」ではあなたに友達申請をできる人、メッセージを送れる人の範囲を指定することができます。時々見も知らぬ人から友達リクエストが来て怖い、などという場合はここを「友達の友達」にするのも良いでしょう。

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写真にタグ付けをする際には注意が必要です。

フェイスブックには「タグ付け」という機能があります。これはその場に一緒にいる友人をあなたの投稿、写真に紐付ける機能です。フェイスブックには画像の顔認識機能もあるので、写真の中に写った友人があなたの友人ならその人を探し出してくれることもあります。

さて、その時当然気を付けたいのがその友人のプライバシーです。タグ付けをしなくても自分以外の人も写った写真をアップロードする際、その人にきちんと許可を取ってからアップロードするということをマナーとして身に付けましょう。

また画像だけでなく「○○さんと一緒に…」などとコメントする際も同様です。

画像:イメージ図

反対に自分が友人のアップロードする写真にタグ付けされることもあります。その際のプライバシーを設定することもできます。

さきほどの「プライバシー設定」の「タイムラインとタグ付け」を見てみましょう。意図的であれハプニングであれ人にタグ付けされたという情報を公開したくない、公開範囲を友人に限定したい、というときには「タグ付けされたタイムライン上の投稿の公開範囲」を「友達」などに限定しておくと良いでしょう。

ここで紹介したプライバシーに関する設定などはいずれも本原稿作成時点(2012年9月)のものです。その後変更になっている可能性もありますのでご注意ください。

特にソーシャルネットワークでのプライバシーについての姿勢やサービスの設定は、是非周りの友人の意見なども聞きながら自分なりの基準を確立して、上手に楽しんでください。

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