試して覚えるワード入門 第3回 「表現力アップと高度な文書管理」

2012/9/18掲載

ワードの文書に図形なども自由に使って、文字だけよりずっと表現力の豊富な文書作りをする方法を紹介します。また、ビジネスシーンで使える文書の変更履歴の管理も紹介します。プライベートでもビジネスでも、ワードをもっと気軽に使えるスキルとなるでしょう。
※このシリーズで使用するのは「ワード2010」です。これより以前の「2007」や「2003」といったバージョンでは、同じ機能でもメニューの選択方法が違ったり、機能そのものがない場合もあります。あらかじめご了承ください。

  1. 図形を挿入して自由に編集する

  2. ページ全体の見かけを調整する >>

  3. 文書の変更履歴を残す >>

1.図形を挿入して自由に編集する

ワードの「文書」とは、単にテキスト(文字)のみで書かれた文書を意味するのではありません。図形などを自由に挿入したり配置したりして、視覚的にも変化や表現力のあるパンフレットのような文書も簡単に作ることができます。まずその基本的な方法を覚えましょう。

基本的な図形の挿入と編集

画像:イメージ図

はじめに、テキストのない白地の場所に図形を書いてみましょう。基本的な操作はエクセルやパワーポイントと共通です。

[挿入]リボンの[図形]をクリックします。様々な図形が現れるので好きなものを選択してください。ここでは「円・楕円」を選択しました。するとカーソルが「+」になるので、白地の場所をどこかクリックしてみてください。

画像:イメージ図

円ができました。ではこの図形を色々変化させてみましょう。

画像:イメージ図

サイズの変更
図形のサイズは図形をクリックして選択後、その線や角にマウスのカーソルを合わせ、「+」になった状態でドラッグして変更できます。

上下左右、右上の角でも右下の角でも、とにかく選択して色々動かしてみてください。すぐに慣れるでしょう。

画像:イメージ図

回転
図形を選択したときに現れる緑の「●」をドラッグしながら、図を自由な角度に回転させることができます。

画像:イメージ図

移動
図形をドラッグして用紙上の好きな位置に移動することができます。

画像:イメージ図

文字を入力
図形の中には文字を入力することができます。図形を選択してからタイプしてみましょう。

このようにテキストを記入することができました。このテキストの文字サイズや色などは、通常の文章のように自由に変更できます。

画像:イメージ図 画像:イメージ図

図形内に書いた文字の設定も自由に変更できます。図形のどの位置にテキストを書くか、テキストは図形をはみ出して良いか、などです。

図形を右クリックして、ドロップダウンメニューから「図の書式設定」をクリックします。そして「テキストボックス」を選択してみましょう。テキストのレイアウトについて、様々な設定ができます。色々選択してどう変化するか試しながら慣れていきましょう。

画像:イメージ図

色を付ける
図形を選択し[描画ツール]の[書式]リボンにある[図のスタイル]から「図形の塗りつぶし」や「図形の枠線」を開いて図形や枠線に色を塗ったり線の太さなどに変化を付けることができます。

これも色々選択して試してみましょう。図形を右クリックすると現れるクイックツールバーからも行うことができます。

少し複雑な図形の使い方

画像:イメージ図

次は図形をたくさん描いてみましょう。

図形はこのように自由に重ねて描くこともできます。基本的に後から(新しく)描いた図形が上に重なります。この重なり順を後から変更することができます。一番最初に書いた楕円は一番下にありますが、これを一番上に移動する、といったことができます。

画像:イメージ図

重なりを変更したい図形を右クリックし、ドロップダウンメニューから「最前部へ移動」を選択してください。

画像:イメージ図
一番背面にあった楕円が最前面に移動しました。

このように一番背後にあった楕円が一番上に来ましたね。「最背面へ移動」をクリックすれば、前部にある画像を背面に移動することもできます。

描画キャンパスを使う

文中に図形を描くエリアを指定して、そこに好きな図形を置くことができます。このエリアを「描画キャンパス」と言います。たとえば、文中に地図を作りたい場合などに有効です。後から地図(描画キャンパス)の位置を文章中で移動させることも簡単です。また文章を編集して分量が増えたり減ったりしても、描画キャンパスもそれに併せて移動します。こういった点が描画キャンパスの便利なポイントです。

画像:イメージ図 画像:イメージ図 画像:イメージ図
描画キャンパス上の図形もすべてまとめて移動します。

描画キャンパスにさきほどの図形を置いてみました。描画キャンパスのフチにカーソルを当て「+」印になったところでドラッグすると描画キャンパスを移動することができます。キャンパス上に描かれた図形も共に移動するのが確認できます。

また、同じようにフチにカーソルを当てて「矢印」のときにドラッグすることで、描画キャンパスのサイズを変更することもできます。

画像:イメージ図

グリッドを表示すると描画しやすい
たとえば、描画キャンパスで地図を作るときはマス目(グリッドと言います)を表示した方がまっすぐの線も引きやすく作りやすいでしょう。

グリッドを表示するには描画キャンパスを選択し[描画ツール]の[書式]リボンの右端のアイコンをクリックし「グリッドの設定」を選択します。

画像:イメージ図
上のようにチェックを入れ数値は「1」と入力して[OK]をクリックします。

グリッドは左右均等幅(正方形のマス目)で引かれる方が地図などは作成しやすいでしょうからここで左のように「1」として[OK]をクリックします。

すると用紙全体にマス目ができました。あとは描画キャンパスに線などを引いて地図を作りましょう。

画像:イメージ図
線や図形を使って地図を作りました。

線や図形を使って地図を作ります。グリッドがあると複雑な図も大変作りやすくなります。

なお、グリッドは描画キャンパスだけでなく用紙全部に設定されます。地図作成が終わったらグリッドを非表示にしておくと良いでしょう。

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