パソコンの「熱さ・湿気・雷」対策は大丈夫?

2012/7/10掲載

毎日使用しているとつい忘れがちですが、パソコンは精密機器です。熱や湿気などに本当は弱いのです。いよいよ夏本番ですが、あなたのパソコンの熱対策や湿気対策は十分ですか?トラブルにならないよう、正しい対策を行いましょう。賢い対策は節電にも貢献しますよ。

  1. パソコンの熱、暑さ対策

  2. パソコンの湿気や雷に対する対策 >>

1.パソコンの熱、暑さ対策

日本の夏と言えば何と言っても熱、暑さです。パソコンに熱は大敵、ということはお聞きになったことのある方も多いでしょう。まずは、熱対策からきちんと行いましょう。

パソコンは熱に弱いが自身で熱を発生する

パソコンはそれ自身、熱を発します。CPUをはじめとする集積回路内部を電流が流れることで、処理(演算処理)を行う機械だからです。特にCPUなどは使用するほど熱を発生するため、たとえば画像処理を行うなどしてCPUに負荷がかかるほど、熱が発せられます。ノートパソコンの場合、キーボードが特に熱くなることがあることからも、それが分かるでしょう。また、本体だけでなく電源も熱くなります。

一方でパソコンは、それ自体あまり熱に強くないものです。
たいてい摂氏35度以下くらいでの使用が推奨されていることでしょう。あまり熱くなりすぎるとCPUが暴走したり、メモリチップが劣化することもあると言われています。

もちろん、年々パソコン自身の熱発生量も減らすなど進化しているのであまり神経質になる必要はありませんが、基本的に熱に対しては強くないものとして、正しく扱うことが必要です。

パソコンの暑さ対策1:あまり暑い場所で長時間使用しない

画像:イメージ図

何と言っても一番の熱対策は、パソコンを暑い環境下で使用しないことです。

夏の直射日光のあたる場所は自分も暑いので、そんな環境でパソコンを使用することはあまりないでしょう。ただ、部屋は冷房していても、デスクトップパソコンの本体が直射日光が当たる場所にある、本体周辺の通気が悪く、熱がこもっている、ということはあるかもしれません。今一度本体周辺の環境をチェックしてみましょう。

また、席を離れている時間に本体が直射日光を長時間浴びていて、内部が熱くなってしまうことなどがないように注意したいものです。暗い室内だとディスプレイが見づらいので、カーテンを開けて明るくしてパソコンを使いたいものですが、席を離れるときにはカーテンを閉じるなど、パソコン、特に本体の温度が上がり過ぎないように注意しましょう。

パソコンの暑さ対策2:通気孔(ファン)をふさがない

画像:イメージ図

デスクトップパソコンなら、通気孔が本体に見つかるでしょう。ファンが回っているのも確認できるものもあります。

ノートパソコンの場合は、側面などから暖かい風が放出されているのが分かるでしょう。さらに、ファンのないそれ以外の部分にも通気孔はあります。特にノートパソコンは、内部にぎっしり隙間なく部品が詰まっていて熱がこもりやすいため、裏側にも網目のようになっている通気孔がいくつかついているものです。これらの付近にものを置いたりして、通気孔をふさがないように注意しましょう。

ノートパソコンを移動して使用するときは、毎回注意が必要です。たとえば、膝の上や柔らかいものの上に載せて使用すると、それだけでも背面の通気孔はふさがれてしまいます。そんな状態で長時間使用することは避けた方が良いでしょう。

デスクトップパソコンの場合、本体が邪魔で机の下などに置いていることもあるでしょう。こんなとき、通気孔の前をふさがないよう注意しましょう。

また、通気孔付近のホコリを掃除機で吸い取るなどして掃除したり、年に1回くらいは本体カバーを開けてファンの周りをきちんと掃除するなどして、通気性には常に注意を配りたいものです。

パソコンの暑さ対策3:パソコン自身の熱発生量を抑えて節電も

パソコンの通気孔から排出される熱は、部屋の温度を上昇させます。またファンが、あまりブンブン唸っているのは騒音でもあります。したがって、特に夏場なら席を離れるときには、こまめにスリープモードに切り替えるようにするのが賢明でしょう。デスクトップパソコンの場合、ディスプレイの電源を個別に操作できるものならこまめに切る、といった操作も工夫の一つです。

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詳細な電源設定で、さらに熱発生量を調節することもできます。これは筆者のパソコンのグラフィックスのパフォーマンスを調整する様子です。
(お使いのパソコンにより異なる場合があります)

また、もう少し積極的な対策としてディスプレイを少し暗くしたり、CPUやグラフィックスのパフォーマンスを低く設定するということも考えられます。

コントロールパネルの「電源オプション」メニューで、省電力の設定に近づけるほど発生する熱量も抑えることができます。

オンラインゲームをしたり、画像や動画の編集を行うような、特にパソコンに大きな負荷がかかる作業をしないのであれば、省電力モードやそれに近い設定でパソコンを使用するのも良い方法です。

そしてもちろん、これらは節電につながることは言うまでもありません。

なお、特に節電という視点なら、電力使用のピーク時はノートパソコンなら電源を抜いて電池で使用する、と言う工夫もあります。

既に節電でエアコンの温度を上げるなどして、いつもより暑い環境でパソコンを使用している方もいらっしゃるかもしれません。そんなときもこれらの工夫を行うことで、部屋の温度上昇を抑えることができます。


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