フリーウェアを使ってラクラク画像編集!
パソコンに保存した、デジカメ写真のファイル。プリントアウトする、ブログに貼る、他の人と共有する…の、その前に、ちょっと気になったファイルに修正を加えて、素敵な写真に変えてみませんか。フリーウェアなら出費もかかりません。
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基本的な画像の修正
1.基本的な画像の修正
まず、画像ファイルに対して行うことの多い、基本的な修正方法から紹介していきましょう。画像サイズの調整や切り取り(トリミング)、また色合いや手ブレ(いわゆピンボケ写真)の修整が、最も代表的です。これらの作業を、フリーウェアを使用して行ってみましょう。
■「ペイント」を使った画像修正
サイズ調整やトリミングだけなら、Windowsに付属のソフト「ペイント」で行うことができます。「ペイント」は、イラストなどを描く「お絵かきソフト」のように思われがちですが、画像ファイルの修正もいくらか行うことができます。

「ペイント」を起動して画像ファイルを開きます。「ペイント」は、通常「スタートメニュー>全てのプログラム>アクセサリ」というフォルダの中にあります。
起動したら、修正する画像ファイルを開きます。左のように、「開く」からファイルを指定するか、「ペイント」のウィンドウに画像ファイルをドラッグ&ドロップします。
画像ファイルを自由に編集してしまっても後で困らないように、最初は、練習用のファイルとしてコピーを作成してから操作をすると良いでしょう。

画像サイズの変更は、[サイズ変更]をクリックして変更後のサイズを指定するだけです。左のように元の画像に対して80%のサイズ、などと指定します。具体的にピクセル数を指定することもできます。
高解像度のデジカメの画像は、時には「2448 × 3264ピクセル」という巨大なサイズになっていることがあります。もちろん、オリジナルとしてこの高解像度のまま保存しておくのは構いませんが、ブログに貼ったりするときには表示に時間がかかったり、そもそもそんな大きなサイズではディスプレイでは縮小表示されてしまいます。
そんな場合はこの方法でサイズを縮小した画像ファイルを作成するのが良いでしょう。



画像ファイルの一部を切り抜く(周囲をカットする)操作を、「トリミング」と呼びます。
周囲に映り込んだものを切り取ったり、人物部分だけを抜き出してアップに見える写真に加工する場合に行います。
ペイントでトリミングを行うには、切り取りしたい範囲を選択してから、[トリミング]をクリックするだけです。

画像を90度回転させるのも簡単です。[回転]をクリックして角度や方向を選択するだけです。
■フリーウェアを使った画像修正
続いて、フリーウェアを使って画像の色合いなどを調整してみましょう。ここでは、機能がシンプルで操作も比較的簡単な「JTrim」というフリーウェアを使用します。
「JTrim」はこちらからダウンロードできます。
ファイルをダウンロードしダブルクリックすると、インストールが開始します。


画像ファイルに修正を加えてみましょう。
「JTrim」で画像ファイルを開いたイメージが左になります。
まず、暗い画像の色合いを明るくします。


画像ファイルを開いたら、[カラー]メニューから「明るさ/コントラスト」を選択します。
すると、文字通り「明るさ」と「コントラスト」の双方を調整するバーが表示されます。これをスライドさせて具合を調整します。左に小さく修正後の画像が表示されるので参考にしましょう。

程よく指定ができたら、[OK]をクリックします。
すると画像が修正されます。



手ブレ(ピンボケ)を修正するときは、[加工]メニューの「シャープ」を選択します。シャープにする度合いの設定が表示されるので、好きな位置を指定して[OK]をクリックします。
上記いずれの操作も、どの程度に設定すると画像がどのようになるかは、設定を変えながら何度も繰り返し試すしかありません。
足りない、やりすぎた、というときは「Ctrl + z」で元に戻し、再度操作を行いましょう。