エクセル上手への道 Part 2「関数」は意外とかんたん

2012/4/17掲載

今回は、エクセルの「関数」を使えるようになりましょう。まず、基本的な関数から始め、利用頻度の高い、知っていると便利な関数を覚えていきましょう。実際にやってみれば、思っているよりきっと簡単に使えますよ。エクセルに自信がつくはずです。※今回ご紹介するのは、エクセル2010での操作です。他のバージョンのエクセルでは、操作が少し異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

  1. 関数を使うのに知っておきたい基本知識

  2. エクセルの基本的な関数を使う >>

  3. 少し高度な関数 >>

1.関数を使うのに知っておきたい基本知識

まず最初に、関数を使用する前に、下の原則を覚えておきましょう。
なお、関数を使用するときには、入力モードを「半角英数字」にしておくと使い易くなります。

1:関数は、「=」(イコール)で始める。2:関数は、結果を表示したいセルに記入する。3:計算する対象となるセルは、「A1」などと指定する(セルをクリックして指定することもできます)。

関数の入力方法

画像:イメージ図画像:イメージ図

では早速、実践してみましょう。
セルのデータの足したり引いたりを、関数で求めます。「A2」と「B2」を加算した結果を、「C2」に表示しましょう。

関数を入力するには、先頭に「=」(イコール)を書きます。C2セルをマウスでクリックして選択し、「=」をタイプしたら、
続いて「A2」セルをクリック。
続いて「+」をタイプして、「B2」をクリック。
という順序で入力します。

関数が完成したら、「Enter」キーを押して確定します。

すると、「C2」セルには、結果(157という数字)が表示されます。

画像:イメージ図

同じように、引く、掛ける、割るも実践してみてください。なお、「×」は「*」、「÷」は「/」とタイプします。もちろん3つ以上のセルを、1つの数式で使うこともできます。

こうやって考えると、最初に「=」を付ける以外は、算数の数式と基本的に同じだということが分かりますね。

関数は「数式バー」で編集する

画像:イメージ図

関数の入ったセルを再度選択すると「数式バー」に、入力した関数が表示されます。数式バー内を編集することで関数を変更することもできます。

反対に、関数を削除したい場合は、数値を消去するのと同じようにセルを選択し、「Delete」キーを押します。

また、数式バー内にカーソルがある状態で別のセルをクリックすると、関数にそのセルが加わって、関数がおかしなことになることがあるので、気を付けましょう。

最も基本的な関数、「オートSUM」

画像:イメージ図

さて、大量に入力された数値の合計を、いちいちセルを指定して数式を作るのは大変です。

こんな時に使えるのが、「オートSUM(サム)」という機能です。

オートSUMは、[数式リボン]から設定します。次章以降で様々な関数を紹介していきますが、それらは皆、この[数式リボン]から利用するので、ここで覚えておきましょう。

「オートSUM」をクリックすると、そのセル(「A6」)の上(もしくは左)の数値を、エクセルが“予測して”、自動に指定してくれます。点線で囲まれた範囲がそれです(「A2」から「A5」の範囲)。ちなみに、複数の並んだセルを指定するときは、この例の「A2:A5」のように、「:」(コロン)でセルをつないで表現します。

この範囲でよければ、「Enter」キーを押して確定します。もしエクセルによって指定された範囲が、自分の意図と異なる場合は、数式バーから変更しましょう。

画像:イメージ図

「320」と、合計値が表示されました。

関数はコピーできる

画像:イメージ図

関数はコピーすることができます。「Ctrl+c」でコピーし、「Ctrl+v」で貼り付けます。

画像:イメージ図

一度に複数のセルに貼り付けることもできます。
左の例では、「C2」セルの関数をコピーして、「C3」から「C5」に一気に貼り付けています。

画像:イメージ図

この場合、関数内で参照しているセルも自動でスライドするので、関数の結果も対応するセルに併せて変化します。

試しに「C5」のセルを選択して「数式バー」を見てみると、「A5:B5」と変わっているのが分かります。

コピーしても参照するセルを変えない方法

画像:イメージ図画像:イメージ図

ところが、これでは困る場合もあります。

例えば左のような、割引価格を計算する表があります。割引率を表示したセルは「C8」にあります。

すべての単価に対して、割引率は常に「C8」セルを参照したいのに、「D2」の関数を「D3」以下に単にコピーすると、関数内の「C8」の部分もスライドしてずれてしまい、困るわけです。

画像:イメージ図

「D2」の関数を「D3」以下にコピーしました。

「D3」の数式を見ると、割引率を示す「C8」のセルの指定も「C9」(空欄のセル)に変わってしまいました。つまり、割引価格に割引率が反映されていません。

ちなみにこれは、空欄なので割引率が0ということです。

画像:イメージ図

こんな時には、セルの記述方法を少し変更します。

「C8」を「$C$8」と書き換えます。

画像:イメージ図

こうすると、関数をいくらコピーしても、「$C$8」は常に「C8」と固定されます。

これで、関数を扱うための基本は学びました。次章から、本格的にエクセルの関数を使っていきましょう。


■表示価格は、特に記載がある場合を除きすべて税抜です。 ■請求書などの発行有料化 および 無料でのご利用手続きなどについて、詳しくはこちら