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週刊フレッツ vol.181

ブロードバンド徹底活用講座入門編

ちょっと気になるパソコン・インターネットの疑問 ブログでよく見かける「orz」や「ノシ」って何???

ホームページやブログを見ていると、書かれた言葉の意味がわからないことがあります。たとえば「w」や「orz」や「ノシ」などは、比較的よく使われている表現ですが、皆さんはわかりますか?

これらはインターネット特有の表現で、もともとは仲間内で使われていたものが、今では若い人を中心に広まっています。しかし安易に使うと、失礼になったり恥をかくケースも。特にビジネスシーンで使うのは禁物です。

そこで今回は、インターネット特有の表現について、言葉の意味や使用上の注意点を解説します。いつもと一味違う教授の解説にも、要注目ですよ!
「orz」、「ノシ」とは…

後輩からのメールに「orz」や「ノシ」などの謎の文字が…。これって入力ミス?

ブログやメール、チャットなどで使われるインターネット特有の表現です。若い人がよく使います。

後輩からメールが届いたんだけど、意味がわからないんだよ… ええ!どんな? おや?
登場人物の紹介
教授 インターネットに詳しい名物教授。インターネットの基本を優しく教えてくれる。
Aさん 最近、インターネットを始めて、いろいろなホームページやブログを見るようになったばかりの初心者。
Bさん 掲示板やブログ、チャットなどにもコメントを書き込むインターネット中級者。

謎の文字に隠された意味とは?
Aさん :
最近、会社の後輩からメールが届いたんだけど、よく意味がわからないんだよ。不思議な言葉がたくさん書いてあって…。
Bさん :
不思議な言葉って、どんな言葉?
Aさん :
「オーアールゼット」とか、「ダブリュー」とか「ノシ」とか 。まるで暗号みたいで全然意味がわからないでしょ?
Bさん :
ふ〜ん…。確かに意味不明だね。
Aさん :
教授は意味がわかりますか?
教授  :
なんとなく察しはつきましたよ。声に出して読んでもわかりにくいでしょうね。ちょっとそのメールを見せてください。
Aさん :
これなんですけど…。

A先輩 乙です。栄転おめでとうございます。私はホノルル営業所を希望していたのですがw、残念ながら今回は異動なし、ということになりましたorz今までお世話になりました(T_T)ノシ

教授  :
やっぱり思ったとおりでした。これは確かに初めて目にした方には難解かもしれませんねぇ。
Bさん :
あはは、な〜んだ。僕も、文字で見たら意味がわかったよ。「オーアールゼット」に「ダブリュー」っていうのは、「orz」に「w」のことだったのかぁ。
Aさん :
え?知ってるの?
教授  :
これらは主に、インターネットの掲示板やチャットで使われている表現なんですよ。それが少しずつ広まって、現在ではブログやメールでも使われるようになっているんです。特に、若い人たちがよく使っていますね。
Aさん :
へぇ〜、全然知らなかった。
教授  :
元々は仲間内だけで使われていた表現だから、インターネットに慣れていない人には難しいでしょうねぇ。
Aさん :
そうだったのか…。じゃ、私もこういう書き方をマスターして、後輩に返事を出したいなぁ。
Bさん :
基本的には仲間内で使う言葉だから、職場などで使うのはあまりオススメしないよ。
Aさん :
そういうものなんですか…?
教授  :
あくまでルールがわかっている者同士で使って、初めて意味が通じる表現だから、使う相手を間違うと失礼になります。日常の言葉遣いと同じで、TPOが大事ですね。間違っても仕事のメールで使ったりしてはいけませんよ。
Bさん :
安易にこういう表現を使うと、相手を侮辱しかねないしね。
Aさん :
う〜ん、実際に使いこなすのは難しそうだなぁ。でも、せめて意味くらいはわかるようにはなりたいな。
Bさん :
では、教授、今回は特別に解説してあげたらどうですか?
教授  :
私が!?わ、私はこういう話題は専門外で、あまり詳しくないので…。
Bさん :
そんなこと言って、僕より詳しそうじゃないですか。たまには趣向を変えて、こういうことも教えてくださいよ。
教授  :
う、う〜ん…。そこまで言うのなら、仕方がないな。今回は特別講座として教えることにしようかのう。今の時代、情報収集にインターネットを使うことは多いから、意味を知っておいても損はないじゃろうしな。
Aさん :
きょ、教授、口調まで変わってますよ…。


「orz」や「ノシ」って、どういう意味ですか?

それぞれ「ガッカリ」や「さよなら」などの感情を表現しています。

メールで届いた謎の文字の意味
教授  :
では、まずAくんに届いた例のメールに書かれていた文字から解説してみよう。

解説 乙/おつ
Aさん :
これは漢字の「おつ」だよね?
Bさん :
「おつ」も「乙」も[おつかれさま]という意味だよ。
教授  :
「おつかれさま」を略して「おつ」と書いていたのじゃが、さらに発展して「乙」になったのじゃ。これはまあ、一種の「あて字」じゃな。
Bさん :
チャットなどで退出する人への挨拶やメールなどにも使えるんだ。あと、「おめでとう」を「おめ」とか、「ありがとう」を「あり」とか、日本語を略した書き方は他にも色々あるよ。
友達にしかつかえないですね

解説 w
Bさん :
よく文章の最後にも書かれているよね。「(w」と書いてある場合もあるよ。これは、雑誌の記事などで見かける「(笑)」と同じ意味だね。
教授  :
「(笑)」を省略して「w」になったのじゃが、そもそもの由来は昔の海外製オンラインゲームじゃな。オンラインゲームでは、対戦相手とパソコンの画面上でチャットを通じてコミュニケーションをとることが多いのじゃが、昔のゲームは日本語入力に対応していなかったため、ローマ字でチャットしていたのじゃよ。たとえば、「omosiroi」などの後ろに、「omosiroi (w」などと書いていたのじゃ。
いくつから嘲笑になるんですか…? そのときによって異なるのじゃ
Bさん :
日本語入力ができるようになって、「(」をつける必要がなくなってから「w」になったんだね。
「ww」や「www」など、複数の「w」で楽しさの度合いを表現することもあるんだ。
Aさん :
じゃあどんな文章にも「w」をつけて楽しい雰囲気にしよう。
Bさん :
あんまり使いすぎると、逆に「嘲笑」と受け取られてしまうこともあるから注意した方がいいよ。
教授  :
そのとおり。やりすぎ、使いすぎは禁物ということじゃ。また、「w」をつける文章によっても、相手を馬鹿にしていると誤解されてしまうから、気をつけた方がよいぞ。

解説 ノシ
Aさん :
今回のメールでは顔文字の横に書いてあったけど…。
Bさん :
他にも、掲示板やチャットでは「バイバイ」などの言葉の横で見かけることが多いかな。たとえば、「(T_T) ノシ」や「バイバイ ノシ」というように使っているね。
教授  :
これは「さよなら」という意味で、「ノシ」の部分は手を振っているように見せているんじゃよ。文字として見ずに、一種の絵として見るとわかりやすいかもしれんな。
Aさん :
あ、なるほど!
変則的にひらがなで「のし」と書く人もいるんだよ
教授  :
文字や記号を組み合わせて表情を表現する「顔文字」は、笑い、怒り、驚きなど、様々な種類があるのじゃ。顔文字自体は、インターネットが普及するよりはるか昔、19世紀のタイプライターの時代から存在していたと言われているんじゃよ。
Bさん :
文字だけでは伝わらない感情が、顔文字などを使うと伝わりやすいからね。
Aさん :
へ〜、顔文字って、最近の若者が発明したものだとばかり思っていたけど、意外と歴史が古いんですねぇ。これは、ちょっと勉強になりました(笑)。

解説 orz
Aさん :
これが一番の謎なんだ。さっぱり意味がわからないよ。
Bさん :
これも実は顔文字のようなもので、ガッカリした気持ちを表現しているんだ。文字の形をよく見てごらん。
Aさん :
う〜ん、まったくわからないんだけど…。
教授  :
それでは、ちょっとヒントを出してみるかのう。「orz」とまったく同じ意味なんじゃが、「○| ̄|_」というものもあるんじゃ。どうかな?
Aさん :
え〜!? 難しいですねぇ。
Bさん :
じゃあ、僕からもヒントを。「○」は頭だよ。
教授!誰に謝っているんですか!
Aさん :
人が両手をついて倒れているように見えるね…。ああ、だからガッカリなのか!
Bさん :
ガッカリだけでなく、土下座しているように見えるでしょ? だから謝るときにも使われるんだ。
教授  :
「○| ̄|_」が、大文字だと「OTZ」になって、小文字だと「orz」で表現されているのじゃ。こういう風に、使われながら発展していく表現が、「掲示板用語」には数多くあるのじゃよ。
Aさん :
なるほどねぇ…。しかし後輩の奴、よく知ってるなぁ。今の若い人にとっては、これくらい常識なんですかねぇ?
教授  :
常識とまでは言えんじゃろうが、若い人ほど、そしてインターネットを使う機会が多い人ほど、よく目にしているのは間違いないな。キミの後輩は、なかなかのインターネット通じゃよ。

解説 ググる
Aさん :
ところで教授、今回のメール以外にも、聞きたいことがあるんですが…。
教授  :
ん? なんじゃ?
Aさん :
以前、知り合いにメールで質問したら、いきなり「ググれば」っていう返事がきたんですよ。だから私も「“ググれ”って何だよ?」って問い返したんですけど、それっきり返事がなくて…。
Bさん :
「ググれ」は、「『Google』で検索しなさい」という意味だね。
教授  :
「『Google』」はもちろん検索サイトのことじゃな。つまり、安易に質問する前に、まずは自分の力で調べろ、と言っているのじゃ。
もちろん、Google以外で検索してもいいのじゃ それくらいわかります!
Bさん :
怒り口調なのは、人に聞く前にまず自分で調べるのがマナーだからね。まあ、友達同士なら、もっと優しい言い方でもいいと思うけど。忙しかったんじゃないのかな。
教授  :
乱暴な口調で書かれることはインターネットではよくあることじゃから、あまり気にしないことじゃな。ただ、だからと言って乱暴な言葉遣いを真似するのはいかんぞ。自分だけでも、ちゃんと礼儀正しい言葉を使うように心がけるべきじゃ。
Aさん :
う〜ん…耳が痛いなぁ。

知らなくても恥ずかしいものではない
Aさん :
この際、もっといろいろ教えてくださいよ。
教授  :
一般に広まっているものは、それほど多いわけではないから、そう焦ることはない。知らなくても恥ずかしいことではないし、困ることもそんなにはないじゃろう?
Aさん :
そうですか。
Bさん :
ブログやメールなどに特有の表現はいろいろあるけど、仲間同士とかでない場合は、むしろ使わないのがマナーとされていたりするからね。
教授  :
ただ、これ以外にもいろいろなものがあるし、日々増加しているといっても過言ではない。どうしても 知りたいときは、恥ずかしがらずにブログ上や掲示板で、他のユーザに聞いてみるのもよかろう。「聞くは一時の恥。知らぬは一生の恥」と言うじゃろう?
Bさん :
さっきは「知らなくても恥ずかしいことではない」とか言ってたのに。教えるのがめんどくさいだけなんじゃ…。
教授  :
ウ、ウォッホン! 本日の特別講習は、これにて終了じゃ!




ブログやメールだけで使われている言葉は、知らなくても問題ありませんが、知っていればブログ、チャットなどがより深く楽しめるようになります。しかし、今回ご紹介したもの以外にもさまざまな言葉がありますが、その中には人を誹謗・中傷するような言葉も数多くあります。コメントを書き込むということは、その言葉に責任を持つということでもあります。常識的なマナーを守り、掲示板やブログ、チャットなどを楽しみましょう。

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