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週刊フレッツ vol.153

ブロードバンド徹底活用講座入門編

文字を入力するときに目にする「オートコンプリート」って何?

過去に入力した文字を自動で入力してくれる便利な機能ですが使い方には注意が必要です
Internet Explorerなどのブラウザには「オートコンプリート」という機能が搭載されています。これは、過去に画面上で入力したことのある文字を、自動的に入力してくれるという機能です。

長いURLを全部入力しなくても済んだり、認証画面などでユーザIDやパスワードも自動で入力してくれたり、なかなか便利な機能ですが、実は使い方に注意しないと危険な側面もあります。

そこで今回は、便利な「オートコンプリート」を安全に使うためのコツなどを、わかりやすく解説します。

「オートコンプリート」とは、どんな機能なのですか?

Webページ上で、ユーザIDやパスワードなどを自動的に入力してくれる便利な機能です。

オートコンプリートとは?

Internet Explorerなどのブラウザには 「オートコンプリート」と呼ばれる機能が搭載されています。これは、ユーザが入力した文字列をブラウザが記憶して、次からはその文字列を入力候補としてリストアップしてくれる便利な機能です。

Webサイトには「検索キーワード」や「ユーザID」など、さまざまな文字入力欄フォーム)があります。
たとえば、フレッツ公式ホームページ FLET'S.com の各ページ右上にある「サイト内検索」という文字入力欄に「ひかり電話」という文字を入力して検索すると、この「ひかり電話」という文字列をブラウザが記憶し、次回「サイト内検索」欄を利用するときに、「ひ」という一文字目を入力しただけで「ひかり電話」という文字列が入力候補として自動的にリストアップされるのです。
リストアップされた文字列をクリックすれば、文字入力欄に自動的に入力され、「文字列をすべて入力する手間」を省けるというわけです。

Internet ExplorerでWebサイトにアクセスし、文字入力欄(フォーム)に文字を入力して検索などを行うときに、オートコンプリート機能が働いていると、入力した文字が記憶されます。
次回、同じ入力欄に任意の文字を入力すると、その文字と合致する文字列候補を表示してくれます。たとえば「ひかり電話」という文字列を一度入力すれば、先頭文字の「ひ」を入力するだけで、ブラウザが記憶している文字列の中から「ひ」で始まるものをリストアップしてくれます(合致する文字列が複数あれば、それらをすべてリストアップしてくれます)。
リストの中から、入力したい文字列をクリックすれば、自動的にその文字列が入力されます。

ワンポイント
オートコンプリート機能をONにしたInternet Explorerでは、何も入力していない文字入力欄をダブルクリックすると、その文字入力欄に以前入力した文字列すべてをリストアップしてくれます。
オートコンプリート機能をONにしたInternet Explorerでは、何も入力していない文字入力欄をダブルクリックすると、その文字入力欄に以前入力した文字列すべてをリストアップしてくれます。

何を自動入力してくれるの?

Internet Explorerでは、文字入力欄(フォーム)のほかにもアドレスバーに対して、オートコンプリート機能が働きます。

アドレスバーでのオートコンプリート

Webサイトを表示するためにブラウザのアドレスバーにURLを入力するときにも、オートコンプリートは機能します。ホームページのURLはとても長くて入力が面倒なときもあります。しかしオートコンプリート機能が働いていれば、最初の数文字を入力するだけで、目的のURLを自動的に入力してるので便利です。

Internet Explorerをはじめとする代表的なブラウザは、閲覧したホームページのURLを「履歴」として記憶しています。オートコンプリート機能は、この「履歴」データを参照して、同じ文字で始まるURLの候補をリストアップしてくれるのです。

たとえばFLET'S.comのいくつかのコンテンツページを過去に閲覧したことが「履歴」として残っていれば、「http://f」まで入力するだけで、FLET'S.comのURLをリストアップしてくれます。あとは見たいホームページのURLを選んでクリックするだけでいいのです。

ワンポイント
Internet Explorerのアドレスバーでオートコンプリートを利用する場合、いちいち「http://」という文字列を入力せず、それ以降の文字列を数文字入力するだけでも、履歴候補をリストアップしてくれます。たとえば「f」という1文字目を入力するだけで、履歴にあるFLET'S.comのURLをリストアップします。
Internet Explorerのアドレスバーでオートコンプリートを利用する場合、いちいち「http://」という文字列を入力せず、それ以降の文字列を数文字入力するだけでも、履歴候補をリストアップしてくれます。たとえば「f」という1文字目を入力するだけで、履歴にあるFLET'S.comのURLをリストアップします。

文字入力欄(フォーム)でのオートコンプリート

キーワード検索やアンケートフォーム、ショッピングサイトへログインするためのユーザID入力欄など、ホームページにあるさまざまな文字入力欄(フォーム)に対しても、オートコンプリートは機能してくれます。

また、ユーザIDと同時にパスワードをセットで記憶してくれるという利点があります。複数の会員制サイトやショッピングサイトなどを利用している方も多いと思いますが、それぞれのサイトにログインするためのユーザIDやパスワードを、いちいち覚えておくのは大変です。たくさんのユーザIDやパスワードを使っていると、どのサイトにどんなユーザIDやパスワードを設定していたか、忘れてしまうこともあるでしょう。そんなとき、オートコンプリート機能を利用していれば、自動的に入力してくれるので、便利です。

文字入力欄(フォーム)でのオートコンプリート


オートコンプリートでパスワードを自動入力しているのですが、セキュリティ面に問題はないでしょうか?

パスワードのオートコンプリートに危険性があることは否めません。ほかのセキュリティ対策を組み合わせて、安全性を保ちましょう。

ほかの人が勝手に使ってしまうかもしれない

これまで説明してきたように、オートコンプリートはとても便利な機能です。ただ、オートコンプリートでパスワードまで自動入力できるということは、他人があなたのユーザIDとパスワードを勝手に利用できてしまう危険性をはらんでいることも意味します。

たとえば会社やインターネットカフェ、あるいはホテルのビジネスセンターなどのように、1台のパソコンを複数の人で使う場合にオートコンプリートでユーザIDとパスワードが自動入力されてしまうと、あなた以外の誰かがあなたのユーザIDとパスワードで会員制サイトにログインして、プライベートな情報を盗み見てしまうかもしれません。また、ショッピングサイトであなたのユーザIDで勝手に買い物をしてしまうかもしれません。実際、このような方法による犯罪も発生しています。

どうやってリスクを回避する?

何らかの対策をとらないと、個人情報が盗まれたり、金銭的な被害を受けることにもなりかねません。オートコンプリート機能をOFFにするという方法が確実ですが、たとえば複数の人で共有しているパソコンの場合など、勝手に設定を変えるわけにもいかないケースもあると思います。
ここでは、まず、オートコンプリート機能をOFFにしないで実行できる対策をご紹介しましょう。

パスワードのみを自動入力させないようにするには

オートコンプリート機能をONにした状態で、任意のログイン画面でユーザIDとパスワードをはじめて入力する際、確認ダイアログ画面が表示されます。この画面で[いいえ]をクリックすると、それ以降は、その文字入力欄では、オートコンプリート機能は効かずパスワードは保存されません。

パスワードのみを自動入力させないようにするには

この方法であれば、パスワード以外のフォームに対してはオートコンプリートを使いながら、安全性も確保できます。

オートコンプリート機能の設定はどうする?

便利なオートコンプリート機能ですが、誤ってパスワードを保存してしまったときなどに、これを消去したい場合もあるかもしれません。
また、他人と共有する目的のパソコンなどで、初めからこの機能をOFFにしておきたい場合もあると思います。そこで、オートコンプリート機能をOFFにする方法と、一度オートコンプリートで記憶させた文字やパスワードを消去する方法をご紹介します。
オートコンプリート機能をOFFにしたい場合には、「ツール」メニューから「インターネットオプション」を開き、「コンテンツ」タブから「オートコンプリート」をクリックし、「オートコンプリートの設定画面」を開きます。「オートコンプリートの使用目的」にあるチェックを外すことで、オートコンプリートの機能を停止することができます。逆にチェックを追加することで、オートコンプリート機能をONにすることができます。

また、過去に入力した文字入力欄の内容や、ユーザID、パスワードなどを消去したい場合には、「オートコンプリート履歴のクリア」にあるボタンをクリックします。

オートコンプリート機能の設定はどうする?

Windowsのアカウントにパスワードをかける

自分専用のパソコンであれば危険性がないかといえば、そうでもありません。あなたが席を外している間に、ほかの誰かが勝手に使ってしまうかもしれないからです。
「でも、パスワードをいちいち覚えておくのも面倒…。オートコンプリートしたいな」という場合は、 Windowsのログインアカウントにパスワードを設定しておき、席を離れるときにスクリーンセーバーにしておくといいでしょう。この方法であれば、オートコンプリートによるパスワードの自動入力も利用しながら、安全性を確保できます。


オートコンプリートは、面倒なユーザIDやパスワードの入力などを省いてくれるという点では便利な機能ですが、使い方を誤ると、個人情報が流出してしまう危険性をはらんでいます。その点によく注意した上で、できる限りの予防策も講じつつ、活用することをお勧めします。

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