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週刊フレッツ vol.216

ブロードバンド徹底活用講座

講座 パソコンを長持ちさせる、簡単メンテナンス

身近になったとはいえ、まだまだ高価なパソコン。できるだけ大事に、長く使い続けたいですよね。そのためには、使いっぱなしではなく、日ごろのメンテナンスを心がけておくことが大事です。
パソコンの中でも、とくにハードディスクはトラブルが起きやすい箇所です。空き容量が不足したり、動作が遅くなったら要注意。小まめな「掃除」が長持ちの秘訣なのです。
また、液晶ディスプレイやノートPC用バッテリーも劣化しやすい部分です。今回は、ちょっとした使い方の工夫や、メンテナンス方法をご紹介しましょう。
※画面や操作手順はWindows XPの場合です。
画像:イメージ図

Chapter1 不要なファイルやソフトは迷わず捨ててしまおう

ディスク クリーンアップ機能で無駄なファイルを捨てる

パソコンでソフトを使ったり、ホームページを見たりしていると、ハードディスクに一時的なファイルを作ることがあります。このようなファイルを放置しておくと、ハードディスクの空き容量が少なくなり、パソコンの動作が遅くなったりします。
これらのファイルは、必要な場合は自動的に作成されるもので、増え過ぎた場合は削除してもかまわないものです。削除するときは、Windowsに標準で用意されている「ディスク クリーンアップ」機能を使うと便利です。

ディスク クリーンアップで不要なファイルを削除
画像:ディスク クリーンアップで不要なファイルを削除 イメージ図1
[マイ コンピュータ]を開いてハードディスクのアイコンを右クリックし[プロパティ]をクリック。
画像:ディスク クリーンアップで不要なファイルを削除 イメージ図2
[ディスクのクリーンアップ]をクリック。
画像:ディスク クリーンアップで不要なファイルを削除 イメージ図3
削除したいファイルにチェックを入れ、[OK]をクリックすると、ディスク クリーンアップが始まる。

ディスク クリーンアップを実行すると、削除の対象となるファイルの一覧が表示されます。その中から削除したいものを選択するだけです。どれを削除してよいか迷った場合は、以下の表を参考にしてください。

ディスク クリーンアップで削除できるファイル例
ダウンロードされた
プログラムファイル
特定のホームページを表示した際に、ActiveXコントロールやJavaアプレットなどと呼ばれるプログラムファイルがインターネットから自動的にダウンロードされて一時的に保存されていることがあります。このページに頻繁に訪れるのでなければ、削除しておいて問題ないものです。
Temporary Internet Files
Internet Explorerで一度見たホームページを次回見る際に素早く表示するため、そのホームページのファイルを一時的にパソコンに保存します。一度しか見ないようなページでも保存されているので、時々削除しておいたほうがよいものです。
一時ファイル
ソフトウェアによっては、パソコンの中に一時的に作業用のファイルを保存するものがあります。一般的には、作業ファイルはソフトウェアを終了する際に削除されますが、何らかの要因でパソコンに残されてしまう場合もあります。これらのファイルは、通常は削除しても問題はないものです。

不要なソフトも削除しておこう

パソコンにインストールされたソフトの中には、ほとんど使わないのに容量ばかり大きくてハードディスクの容量を圧迫しているものもあります。
購入時から用意されていて、まったく使っていないようなソフトは、よく検討してから、不要なら削除しておきましょう。

また、体験版ソフトを製品版に変更したり、セキュリティソフトをバージョンアップする際は、古いほうのソフトウェアの削除が必要となる場合もあります(自動的に削除してくれるものもあります)。

ソフトの削除は、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から実行できます。一度、この一覧をじっくりみて古いバージョンなどが残されていないかチェックしておきましょう。

不要なソフトを削除する
画像:不要なソフトを削除する イメージ図1
[コントロール パネル]から[プログラムの追加と削除]を開く。
画像:不要なソフトを削除する イメージ図1
画像:不要なソフトを削除する イメージ図2
削除したいプログラムを選択し、[変更と削除]または[削除]をクリックして削除を開始する。
画像:不要なソフトを削除する イメージ図2

Chapter2 データをきれいに並べるハードディスクの最適化

ハードディスクの最適化とは?

ハードディスクにファイルが保存されるときには、いくつかの小さなデータに切り分けて記録されます。通常、これらのデータはきれいに並んで記録されます。しかし、ファイルの保存や削除を繰り返すうちに、次第にバラバラの場所に記録されていきます。これを「断片化」といいます。
断片化が進むと、データを読み込む効率が悪くなり、結果としてファイルを読み込む時間が長くなり、パソコンの動作スピードが下がったり、ハードディスクの負担が増えたりします。
この断片化を解消し、バラバラのデータを正しい順番に並べ替えることを「最適化」といいます。この作業を行っておくと、パソコンのスピード低下を防ぐことができるので、定期的に実施しておくとよいでしょう。

最適化はデフラグツールで

Windowsには「ディスク デフラグ」というツールが標準で用意されており、これでハードディスクの最適化ができます。

最近では、ハードディスクが大容量になっているため、最適化の作業には時間がかかることもあります。ディスク デフラグは、パソコンを使用しない時などに行うとよいでしょう。

ディスク デフラグでハードディスクを最適化
画像:ディスク デフラグでハードディスクを最適化 イメージ図1
最適化するハード ディスクを右クリックし、表示されたメニューから[プロパティ]をクリック。
画像:ディスク デフラグでハードディスクを最適化 イメージ図2
ローカルディスクのプロパティの[ツール]画面にある[最適化する]をクリック。
画像:ディスク デフラグでハードディスクを最適化 イメージ図3
最適化するハード ディスク ドライブのアイコンをクリックし、[分析]をクリック。
画像:ディスク デフラグでハードディスクを最適化 イメージ図4
このメッセージが表示されたら、[最適化]をクリック 。
「必要ありません」と表示されたら[閉じる]をクリック 。
画像:ディスク デフラグでハードディスクを最適化 イメージ図5
最適化が始まると、このような画面となる。赤いところが断片化の進んでいるところ。
最適化には数時間かかる場合もあるので、一日の作業が終わった時などにしておくとよいでしょう。

ワンポイント
パソコンが不安定な時は…
パソコンが突然動かなくなり、電源をリセットしたりする場合があります。強制的に終了するとファイルが破損したりすることがあり、放置しておくと、さらにパソコンが不安定になったりします。標準で用意されたツールで、ハードディスクのエラーチェックをしておくと、改善される場合もあるので、メンテナンスの一つとして、実施しておきましょう。
画像:パソコンが不安定な時は… イメージ図

メールのデータもシェイプアップ

メールソフトの多くは、一通のメールを一つのファイルとして保存しているのではなく、大きな一つのファイルとして保存しています。このためメールソフト上で1通1通のメールを削除しても、保存されているファイル自体の容量はほとんど小さくならず、そのファイルの中に無駄な空きが残ってしまうことがあります。OutlookExpress6ならば、[すべてのフォルダを最適化する]というメニューで、この無駄なスペースを削除して、ファイル全体の容量を小さくすることができます。メールが増えてきたら、この最適化を行ってください。

Outlook Expressでメールを最適化する
画像:OutlookExpressでメールを最適化する イメージ図
フォルダを最適化するには、最適化したいフォルダを選んでから、[ファイル]メニューにある[フォルダ]−[最適化]を選択する。全フォルダを最適化するには[ファイル]−[フォルダ]−[すべてのフォルダを最適化する]を選択する。

Chapter3 液晶ディスプレイやバッテリーの寿命を伸ばすには?

液晶ディスプレイは電源オプションで自動オフに

ハードディスク以外にも、パソコンには使用期間が長くなると、早くに消耗していく箇所があります。液晶ディスプレイであれば、蛍光管の光を使って画面を表示する「バックライト」と呼ばれる箇所は、他のパーツよりも寿命が短い場合があります。
Windowsの「電源オプション」機能を使って、パソコンを一定時間使用しないときは、自動的にディスプレイの電源が切れるように設定しておくとよいでしょう。

液晶ディスプレイとハードディスクの自動電源オフを設定
画像:液晶ディスプレイとハードディスクの自動電源オフを設定 イメージ図
コントロールパネルの[パフォーマンスとメンテナンス]→[電源オプション]をクリックすると、電源オプションのプロパティが表示される。
ディスプレイの電源が自動で切れるように[モニタの電源を切る]で時間を指定しよう。

劣化しやすいノートPCのバッテリー

ノートパソコンに不可欠のバッテリーも消耗品です。実際にノートPCを使い続けて、急にバッテリーの使用時間が短くなった経験はありませんか?もし、パソコンを買って1年も経たないうちに起きたのであれば、バッテリーの寿命が来たのではなく、使い方のために、急激にバッテリーが劣化した可能性もあります。
最近主流のバッテリーであるリチウムイオン電池を長持ちさせるためのコツを紹介しましょう。

1.AC電源利用が多い場合は取り外す

普段は、室内のAC電源のみでノートPCを利用することが多いなら、バッテリーは本体から外しておくとよいでしょう。バッテリーの寿命は、通算利用時間ではなく、充放電の回数で決まります。ノートPCに装着したままだと、パソコンの電源を切り、AC電源を外した状態でもバッテリーが少しずつ電力を消費し、次にAC電源をつないだときに充電が始まるので、この回数がむやみに増えてしまいます。また、パソコンの熱もバッテリーの寿命を縮める原因の一つなので、外しておくほうが長持ちさせられるでしょう。

2.100%充電した状態で保存するのはNG

バッテリーパックをノートPCから外して保管するときは、満充電ではなく半分程度充電した状態で保管してください。リチウムイオン電池は、満充電の状態で長時間利用しないと、二度と充電ができなくなる「過放電」を起こしやすいからです。また、使っていないバッテリーも半年に一度くらいは半分程度まで充電するようにしておくとよいのです。

リチウムイオンバッテリーの寿命は、充放電回数が300回から500回程度と言われています。ノートPCにはこの充放電回数が分かるユーティリティソフトが用意されているものもあるので、こうしたツールで状態を確認しておくとよいでしょう。

パソコンを1日でも長く使い続けたければ、日頃の手入れを怠らないようにしましょう。とくにハードディスクは、空き容量が少なくなるとパソコンの動作が遅くなる一番の原因となります。ムダなファイルやソフトはなるべく削除し、ハードディスクの最適化も定期的に実施しておきましょう。液晶ディスプレイやノートPCのバッテリーも、思った以上に早く寿命が来てしまわないように、日頃の取り扱いを注意しておくのが、長持ちの秘訣といえるでしょう。



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