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週刊フレッツ vol.140

ブロードバンド徹底活用講座

ブロードバンドユーザのためのLAN活用ガイド(ファイル共有編)

vol.138のブロードバンド徹底活用講座『ブロードバンドユーザのためのLAN活用ガイド』でもご紹介したように、家族のパソコン同士でファイルや周辺機器を共有できる「LAN」にはメリットがいっぱいあります。
中でも「ファイル共有」はLANのもっとも基本的な活用法と言えます。

そこで今回は、ブロードバンドルータをご利用中の方、または近々導入予定の方に向けて、LANを使ったファイル共有のための設定手順や、一歩進んだ活用法などをご紹介します。

『ブロードバンドユーザのためのLAN活用ガイド』はこちら
ケンタの好きな曲のデータを買って、パパのパソコンに入れておいたぞ ボクのパソコンからも聴くことができるなんて便利だね!

Chapter1 LANを始めるためにパソコンの設定をしてみよう

まず各パソコンの名前を決める

みんなで自分のパソコンに名前をつけようLANの設定は、ご利用中のパソコンのOSによって、多少設定が異なる部分があります。ここではWindows XPを例に話を進めていくことにしましょう。

LANを始める前に、まず必要なのは、個々のパソコンの名前(「コンピュータ名」と呼ばれます)を設定することです。これはLANの中でパソコン同士が通信をおこなう際に、相手を選択するために必要となるものです。人間同士でも、名前がないと、お互いを区別したり声をかけたりできないですよね。
また、一つのLANの中では同じ名前を使えないので、それぞれ異なる名前を設定する必要があります
また、会社の中で経理部のLANや営業部のLANといったように、複数のLANを組み合わせて使うときは、お互いを区別するためにLAN自体の名前も設定します(この名前は「ワークグループ名」と呼ばれます)。家庭内では、他のLANと接続して使うことがほとんどないと思いますので、今回はワークグループ名の設定については、説明を省くことにします。

コンピュータ名を登録する手順はカンタン

それぞれの「コンピュータ名」を設定する手順は簡単です。
Windows XP(Home Edition)では、下のような手順で名称を設定するための画面を開き、2ヵ所に入力を行います。
名称は日本語ではなく、半角英数字の名称にするのが一般的です。

あとは、再起動を促す画面が表示されるので、再起動を行ったら、いま入力した内容が反映されます。
同じ手順で、LANに接続するすべてのパソコンで登録を行います

1 まず、スタートメニューのマイコンピュータを右クリックして、[プロパティ]を選択(またはコントロールパネル「システム」を開く)。
2 「システムのプロパティ」画面が表示されるので、上部の[コンピュータ名]タブを選択。
3 「コンピュータ名」の画面が表示されるので、[変更]をクリック。※[コンピュータの説明]の欄は空欄でも構いませんが、日本語で説明(例:仕事のパソコン)を入れておくと、 実際にLANを使うときに識別しやすくなります。
4 [コンピュータ名]に各パソコンで別々の名称を入力する。 入力が終わったら、後は画面の指示に従って再起動。すべてのパソコンで同様の作業を行う。

Chapter2 LANを使った「ファイル共有」を体験してみよう

Step1 他のパソコンにファイルを公開するための準備

見せたいフォルダに共有設定を行う

旅行の写真、家族のパソコンから見られるようにしたいな。 私のパソコンでも見たいわ!
公開する側の設定
たとえば、ある1台のパソコンに旅行やイベントの写真が入っていて、それを家族のパソコンから見られるように準備してみましょう。
まず、公開側のパソコンで、画像が入ったフォルダを右クリックし、共有設定の画面を開きます。あとは「共有する」をチェックし、画面を閉じてフォルダアイコンに「手」のマークが付いたら、共有設定は完了です。
たったこれだけの手順で、そのフォルダはLANの中のすべてのパソコンから閲覧できるようになります。なお、ファイル自体に対して共有設定することはできないので、もし公開したいデータが1枚のときでも、フォルダに入れてから共有設定してください

1 他のパソコンに公開したいフォルダを右クリックして、「共有とセキュリティ」を選択。
2 Windows XP(Home Edition)では、表示される設定画面で[ネットワーク上でこのフォルダを共有する]にチェック。相手から見えるフォルダ名は変更もできます。

ファイルが書き換えられないようにするには
Windows XP(Home Edition)の場合、他のユーザが共有フォルダ内のファイルをうっかり書き換えたり削除できないようにするには、上記2の画面の[ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する]のチェックボックスを空欄にしておきます。反対に、編集を許可するときは、ここにチェックを入れておきます。
3 設定画面を閉じて、フォルダに手のマークが付いたら設定完了。

Step2 共有設定したフォルダを他のパソコンから開く

他のパソコンからは「マイネットワーク」を使って接続

どうすればボクのパソコンでも見られるんだろ?
アクセスする側の設定
共有設定したフォルダを他のパソコンから開くときは、スタートメニューの「マイネットワーク」を利用します。マイネットワークを開くと、先に設定した共有フォルダが表示されるので、あとは自分のパソコン上のフォルダと同様に、開いたりコピーしたり操作が行えます。

アクセスした側のパソコンから、共有フォルダの中のファイルを書き換えできるかどうかは、前項で説明したように、共有設定の際に[ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する]をチェックしたかどうかで決まります。

ファイル共有を始めるための設定はとっても簡単。以下の設定を行うだけで、CDやDVD、USBメモリ等に書き込んで受け渡しをするという手間が省けます。LANを通じてダイレクトにファイルのやり取りができるようになると本当に便利ですよ。

1 スタートメニューから「マイネットワーク」を選択。

2 共有設定したフォルダが表示されるので、ダブルクリックして開く。

3 あとは、自分のパソコン上のフォルダと同様に閲覧できます。

Chapter3 一歩進んだ「ファイル共有」の活用テクニック

ダウンロード購入した楽曲を家族で共有!

1台がダウンロード購入した楽曲を、他のパソコンでプレイ! (アップルコンピュータ社のソフト「iTunes 6」を利用した場合、iTunes Music Storeで購入した楽曲を家庭内の最大5台のPCで再生可能)いよいよ日本でも、音楽などのコンテンツをブロードバンドでダウンロード購入できるようになってきました。
音楽配信サイトによっては、購入した楽曲を1台のパソコンにストックしておき、LANを組んだ他の家族のパソコンから直接再生したり、プレイリストを作成したりと、ジュークボックスのような使い方ができるようになります

たとえばアップルコンピュータ社が運営する音楽配信サイト「iTunes Music Store」とソフト「iTunes 6」を組み合わせた場合、家庭内の最大5台のパソコンで再生することが許可されています。LANを組んでファイル共有の設定を行うと、こんな音楽の新しい楽しみ方も可能になります。

※有料コンテンツを配信するサイトによって、コンテンツの使用許諾内容は異なります。

ファイル共有のための専用端末があればもっと便利に

ある1台のパソコンを家庭内のファイル公開用パソコンとして使っていると、『電源がオフの時は他のパソコンからアクセスできない』『他のパソコンからアクセス中は、パソコン速度が低下して他の作業に支障が出る』といった問題も起きがちです。

そこで、「NAS(Network Attached Storage)」と呼ばれる専用端末にファイルを保存しておくことで、ファイル共有がもっとスムースに行えます。
NASは、LANでつながった他のパソコンにファイルを公開する機能に特化した、ハードディスク内蔵型の端末です
各パソコンからは、ネットワーク上の1台のコンピュータとして認識され、前項で解説したような手順で共有ファイルを閲覧したり新たにファイルを保存したりできます。NAS自体には特別な設定をしなくても、すぐにファイル共有が行える簡単さも特長です。

NASは24時間電源ONの状態にした使い方が一般的で、家族が好きな時間にNASにアクセスして、動画ファイルや音楽ファイルを家族で共用することができます。


LANで最もよく使われる「ファイル共有」について、イメージがお分かりいただけたでしょうか。
既にブロードバンドルータをご利用中の方は、さっそく試してみてもいいかも知れませんね。
LANの便利な機能はファイル共有以外にもいろいろありますので、また別の機会にご紹介いたします。どうぞお楽しみに!


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