無線LANご利用上の注意

無線LANをご利用の場合は、必ずご一読ください。
ご利用上の注意

お客さまにご用意いただくもの

無線LANをご利用になるには、以下のものをご用意いただく必要があります。
  1. IP電話対応機器無線LANセット
  2. LANボードまたはLANカード(LANインターフェース内蔵のパソコンの場合は必要ありません)
  3. 以下の仕様の無線LANカードをご利用可能なパソコンおよびCD-ROMドライブ
【ご提供する無線LANカードの仕様概要】
無線LAN準拠規格 IEEE802.11a
IEEE802.11g
IEEE802.11b
PCインタフェース PC Card Standard(CardBus)・TypeII
仕様電源 DC3.3V(パソコンから給電)
対応OS Windows Me / Windows 2000 Professional / Windows XP
  • ・IP電話ルーター無線LANセットはWindows98SEにも対応
  • ・日本語版のみ
  • ・Macintoshはご利用いただけません。

「IP電話対応機器無線LANセット」には、無線LANカード2枚(本体機器用とパソコン用)がセットになっております(無線LANカードは最大3枚まで追加でご提供します)。ブロードバンド映像受信端末 Picture Mate 300 のみを無線でご利用いただくお客さま向けに、機器本体および無線LANカード1枚(機器本体用)のセットもご用意しております。
詳細はこちらをご覧ください。

セキュリティに関するご注意

無線LANは電波の届く範囲であれば自由にネットワークをご利用いただくことが可能であるという利点がありますが、その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、IDやパスワード又はクレジットカード番号などの個人情報、メールの内容などの通信内容を盗み見られる可能性があります。

不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
・個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
・特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
・傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
・コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。

NTT東日本がご提供する「IP電話対応機器無線LANセット」は、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っています。セキュリティに関する設定を行って使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。
セキュリティの設定を行なわないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客さまご自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行なってからご利用されることを推奨します。

「IP電話対応機器無線LANセット」の主なセキュリティ関連機能

NTT東日本がご提供する「IP電話対応機器無線LANセット」に搭載されている主なセキュリティ関連機能は以下の通りです(機能や設定方法は機器によって異なりますので、詳しくは機器の取扱説明書をご覧ください)。
【SSID/ESSID】
接続先のネットワークを識別するIDです。「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器(無線アクセスポイント)とパソコンに同じSSID/ESSIDが設定されていないと通信できないため、第三者にSSID/ESSIDを公開しないことにより、ネットワークへの侵入をある程度は防ぐことができます。ただし、接続先の識別機能ですので、SSID/ESSIDの設定だけではセキュリティは強固になりません。
【WEP】
暗号化方式のひとつで、「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器(無線アクセスポイント)とパソコンに共通の「WEPキー(WEP暗号鍵)」を設定して通信を暗号化します。WEPを設定することにより、電波が第三者に傍受されても、暗号を解読されない限り通信内容の盗聴や不正侵入を防ぐことができます。
【WPA-PSK(TKIP)】
WEPよりも強固な暗号化方式です。「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器(無線アクセスポイント)とパソコンに共通の「PSK(事前共有キー)」を設定して通信を暗号化します。PSK(事前共有キー)を元に一定時間ごとに暗号を自動的に変更します。
【MACアドレスフィルタリング】
接続を制限する方式です。事前に「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器(無線アクセスポイント)に登録したMACアドレス(各通信機器に固有の識別番号)を持つ機器からのアクセスのみを接続します。

通信速度や電波に関するご注意

無線LAN通信の規格と通信速度

「IP電話対応機器無線LANセット」は以下の規格に対応しています。以下のいずれかの規格で無線LAN通信を行うことができます。
無線LAN準拠規格 通信速度 周波数帯域 備考
IEEE802.11a 最大54Mbps 5.2GHz帯 屋外での利用は法令により禁止されています(免許制)
IEEE802.11g 最大54Mbps 2.4GHz帯 電子レンジやアマチュア無線などの干渉を受け速度が著しく低下することがあります。
IEEE802.11b 最大11Mbps 2.4GHz帯

上記の通信速度は規格仕様上の理論値です。実際の使用で得られる通信速度とは異なりますので予めご了承ください。
実際の通信速度は、お客さまのご利用環境(電波の状態など)や、ご利用方法(暗号化等の設定、パソコンの性能など)によって低下する場合があります。

電波に関するご注意

  1. 無線LANは、「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器(無線アクセスポイント)からの電波が届く範囲でご利用いただけます。
  2. 電波の届く範囲および電波の強さは、お客さまのご利用環境によって異なります。
  3. 以下のような場合は、無線LAN通信を行うことができない、または著しく通信速度が低下する場合があります。
  • 「IP電話対応機器無線LANセット」の本体機器(無線アクセスポイント)とパソコンの間に電波を通しにくい遮蔽物がある場合(特に金属製の壁、金属補強財が埋め込まれた壁に囲まれた部屋など)
  • 強い磁界、静電気、電波障害が発生するところ(電子レンジのそばなど)
  • 異なる階の部屋同士
  • 「IP電話対応機器無線LANセット」と同じ無線周波数帯の無線機器が、同一の通信可能エリアに存在する場合
  • コードレス電話機やテレビ・ラジオなどの近くで利用している場合
【参考】電波状態が悪いとき
以下の方法により改善できる場合があります。以下の対処を実施した後に再度接続を行なってみてください。
(1) 本体機器(無線アクセスポイント)やパソコンの位置を変えてみる。
通信速度や電波に関するご注意
(2) 本体機器(無線アクセスポイント)とパソコンの向きを変えてみる。
通信速度や電波に関するご注意
(3) 本体機器(無線アクセスポイント)とパソコンの間の障害物を回避して見通しをよくしてみる。
通信速度や電波に関するご注意
(4) 近くに別の無線LAN通信を行うネットワークが存在する場合は、使用するチャネルが重複しないようチャネルの設定を変更する(他のネットワークの使用チャネルが分かる場合は、4~5チャネル離れたチャネルを設定する)。
※チャネルの変更方法は、機器の取扱説明書をご覧ください。

ご利用可能な無線LANカードについて

無線LANをご利用いただくには、本体機器(無線アクセスポイント)と、パソコンにそれぞれ無線LANカードを装着していただく必要があります。
無線LANカードは、「IP電話対応機器無線LANセット」に付属のものをご利用ください。他製品との接続性については動作保証をしていません。

複数のサービスをご契約のお客さまにおかれましては、お手元で計算された額と実際の請求額が異なる場合がございます。

  • 本ホームページにおける各サービスの説明事項は、フレッツ光でご利用いただく場合を例に記載しています。
  • 「フレッツ光」とは、「フレッツ 光ネクスト」、「フレッツ 光ライト」および「Bフレッツ」(いずれもインターネット接続サービス)の総称です。